肥宝館 -貧すれば丼する-

【茨城 ひたち野うしく】 とん平食堂「もつラーメン 味玉入(700円)」

もはや牛久のソウルフード!絶品「もつラーメン」

ひたち野うしく駅の西口を出て、国道6号線=水戸街道を南へ徒歩15分ほど。圏央道の高架の手前、側道沿いで営業する「とん平食堂」へ。社長の伊藤貴夫氏は、1993年に「とんこつ屋台らーめん貴生」を創業。その後「貴生ファーム」を立ち上げ養豚も行い、2013年9月に「とん平食堂」をオープンした。モツの扱いはお手の物。

現在は、貴夫氏の長男の盛一氏がコチラの本店を任されており、次男が「貴生 松戸店」を、長女の婿が龍ヶ崎市にある2号店「ラーメンスタンド とん平食堂」を切り盛りしている。本店は側道沿いという車の停めやすい立地で、しかも昼夜通し営業。そしてガテン系ウケの良いモツやホルモン中心のメニュー構成なので、いつも大繁盛。

店内はカウンター15席と4人掛けテーブル3卓の計27席。あくまで「食堂」なので、メニューは多岐に渡る。1番人気は味玉入りの「もつ煮」で、パックでのテイクアウトも可能だ。ほかにも、純レバーやハラミステーキ、ホルモン炒め、タンハツ炒め、生姜焼き、ポークハンバーグ、トンカツとエース級が揃い踏み。プラス250円で定食にも出来る。

また、チャーハンや純レバ丼、ハラミ丼、焼肉丼といった飯モノも充実。おまけにガツや子袋の刺し、豚足、餃子などのツマミメニューもあるので、ついビールが欲しくなる。そして気になる麺メニューは、背脂の浮いたラーメンを軸に、チャーシューメン、タンメン、ちゃんぽん、辛口ホルモン麺、もつラーメン、つけ麺などを揃えている。

今回は、本店オリジナルの「もつラーメン」をオーダーすることに。デフォルトで味玉入りなのはありがたい。待つこと5分程で、大振りの丼に背脂、ネギたっぷりの一杯が到着した。清々しいほどの男臭さである。スープは豚骨をメインに背脂、香味野菜などを加えて炊いたもの。表面に背脂が張っているので火傷するほどにアツアツ。

麺は店内の製麺スペースで打った自家製。断面に丸みがあるのでツルリと喉越し良く、加水率は比較的低めで小麦の香りも良い。そしてメインのモツは長めにカットされており、食べ応え十分。もちろん嫌な臭みなど皆無だ。上からコチュジャンの様な辛味噌がかかっておりピリ辛なのも、旨味をブーストしてくれている。

味玉は表面が茶色くなるまで煮込んであり、トロっとした黄身で良いアクセントに。そして笹切りの白ネギ、小口ネギ、ニラ、白胡麻が独特の風味を作り出している。途中で卓上のニンニクペーストをたっぷり加え、一気にスープをズイと飲み干せば、そこは恍惚の世界。次回は一品料理でビールをひっかけるなんてのも良いなぁ。

<店舗データ>

【店名】 とん平食堂
【住所】 茨城県牛久市東大和田町230-6
【最寄】 JR常磐線「ひたち野うしく駅」西口徒歩15分

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「茨城県」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事