草加・産業道路沿いに誕生!本格煮干し
埼玉県草加市を南北に貫く産業道路=県道115号線沿い、県道草加八潮三郷線と交わる稲荷3丁目交差点そばに2022年5月にオープンした「麺屋 結(むすび)」へ。2016年からこの場所で長らく営業してきた自家製麺&豚骨の「なかむら家」が閉店し、そこに店の外観も内装もほぼそのままに、居抜きで入居した形である。
店内はカウンター10席とボックスシートで合わせて20席ほど。店奥には「なかむら家」から引き継いだ製麺室もある。麺メニューは「煮干しラーメン」を筆頭に「背脂煮干しラーメン」「激辛煮干しラーメン」「煮干し油そば」をラインナップ。また、味付きの替玉「和え玉」も1玉、半玉と用意している。
また、券売機には「ニボシ上級者向け バリニボ 近日販売」と書かれたPOPも。このほかTKG、チャーシュー丼といった飯モノや、餃子や焼きチャーシューといったツマミもあり、一杯引っかけることも出来る。今回は店長イチオシという「背脂煮干しラーメン(830円)」を全部のせ(400円)でオーダーすることに。
鱗がキラキラと光るスープは、煮干しのエグみや苦みは抑えつつ、香りは鮮烈で旨い。回しかけられた粗めの背脂が熱で溶け出しスープ表面を覆っているので、ジャンク感もたっぷりだ。そこに自家製の低加水中細ストレート麺が泳ぐ。最初はパツっとした歯触りだが、徐々に熱が入りしなやかさとコシがアップする。
チャーシューは黒胡椒香るレアな豚肩ロース肉が3枚と、少し歯ごたえのある鶏胸肉が2枚。黄身トロトロの味玉と2個のウズラは鍋で温めてからの提供だ。ほか海苔、玉ネギ、刻みネギが乗る。卓上の煮干酢はお好みで。界隈では珍しい本格的な煮干しラーメン、これは嬉しい。次回はバリニボと和え玉目当てで来てみよう。
<店舗データ>
【店名】 麺屋 結(むすび)
【住所】 埼玉県草加市稲荷2-36-17
【最寄】 東武スカイツリー線「草加駅」東口徒歩20分