多くの担担麺ファンをシビれさせる都内トップクラスの一杯
昌平橋通り沿い、湯島中坂下交差点そばに立つ「阿吽」は、都内でもトップクラスの担担麺を食べられると人気だ。現在は湯島と浅草、北浦和に店舗を構えている。こちらの「担担麺」は、つゆの有無に関わらず評判が高く、これまで数多くの担担麺ファンをシビれさせてきた。
つゆ無し担担麺を称賛する声も多いが、やはり寒い時期はスープのある「担担麺」に限る。辛さは6段階から選べるが、初めての方には標準の「3辛」をオススメする。1~5辛と6辛はステージが違うようで「目安として5辛の約10倍の辛さ。5辛経験者のみご注文承ります」との貼り紙があるほど。私は正直ビビっていて未体験ゾーン。
皆さん担担麺の戦闘能力を測る際には「辛さ」「シビレ」「濃厚さ」あたりを評価軸に入れるだろうが、どれも「丁度良い」というのが阿吽の人気の理由ではないか。9種類の生薬と香辛料から旨みを取り出したラー油。まずはこのパンチ力と香りの高さに、啜り手のボルテージは上がっていく。
そしてシビれ担当の花椒。こちらは特に香りの強い実の一番外側のみを使用するこだわりよう。辛み、シビれが、芝麻醤の濃厚スープを引き締め、バランスは最高に。干しエビ、挽き肉の具合も丁度良い。そして卓上調味料を一切置かない潔さはお見事。丼をほじくるようにスープを飲み干す。かくして、寒空の湯島の路上に恍惚の汗ダルマが誕生したのである。
<店舗データ>
【店名】 四川担担麺 阿吽 湯島
【住所】 東京都文京区湯島3-25-11
【最寄】 東京メトロ千代田線「湯島駅」徒歩2分