亀戸横丁内で啜る絶品煮干蕎麦
亀戸駅北口より徒歩3分ほど。居酒屋やカフェから、インドやメキシコ、ネパール、フィリピンの料理店など、多国籍なお店が並ぶ「亀戸横丁」へ。目当ては2018年1月にオープンしたラーメン店「つきひ」である。この横丁の一角に出店していて、オープン当初から行列を作る人気店となっている。
こちらは、店名にもある「煮干」がウリ。ご主人の長谷川氏は亀有の人気店「つけ麺 道」の出身。「つけ麺 道」が二毛作で営業している「道の塩」では、濃厚煮干しらーめんを担当。また煮干しファンにはおなじみ入谷「麺処 晴」や、綾瀬「陽はまたのぼる」との交流があるようで、煮干しファンの心をガッチリと掴んでいる。
メニューは大きく分けて淡麗系清湯の「中華蕎麦 塩or醤油」と、セメント系のドロドロ「濃厚蕎麦」の2軸。いずれも煮干しが強く香る逸品だ。今回オーダーした「中華蕎麦」は、動物系出汁を使わない煮干しオンリーのスープ。ウルメ強めで、鮮烈な煮干しの香りが鼻に抜け、苦みと旨味が爆発。ただ、少しタレの塩味が濃すぎるか?
麺は村上朝日製麺の中細麺で、パツパツの食感。スープに負けず存在感のある麺だ。チャーシューは鶏豚2種。レアな豚肉と柔らかな食感の鶏肉、いずれも絶品。ちなみに、多くの方がタレと魚粉のかかった「和え玉(200円)」をオーダーしている。替玉としてだけでなく、これが、そのまま食べても、つけ麺のようにしても旨い。
この和え玉オーダーが多いので、滞在時間も長く、行列も長い模様。10人ほどの行列でも、なかなか前に進まないので時間配分にはご注意を。夜営業は水・木・金のみ。営業時間は18時~20時30分で、スープ切れ終了。ハードルは高いが、次回はマニア向けというセメント系「濃厚蕎麦」を啜りに来よう。
<店舗データ>
【店名】 亀戸煮干中華蕎麦つきひ
【住所】 東京都江東区亀戸5-13-2「亀戸横丁」内
【最寄】 JR総武線「亀戸駅」徒歩2分
★2022年8月8日に姉妹店「北千住煮干中華蕎麦かれん」オープン