実力派の双子が生み出すバランスの良い一杯
新橋駅烏森口を出て、男のロマンが詰まったニュー新橋ビルの脇をすり抜け、日比谷通り方面へ。文銭最中でお馴染み「文銭堂本舗」対岸の路地にある「青雲の志」は、2015年6月にオープンしたばかり。切り盛りするのは双子の兄弟。2人とも麺屋武蔵で修業後、赤羽「武双」、御徒町「味噌麺高樋兄弟」を立ち上げた実力派。
細長いコの字カウンターのみの店内は、少し隣の人との距離が気になる狭さ。メニューは主軸の煮干鶏白湯スープのラーメン、つけソバに加え、煮干オンリーの清湯「煮干ソバ」も用意されている。「特製A」は味玉+チャーシュー4枚、「特製B」は味玉+6枚がトッピングされる。値は張るが、今回は煮干鶏白湯を「特製A」でオーダー。
スープは、鶏を弱火で10時間煮込んだ白湯に、数種類の煮干しを加えたもの。煮干しが負けることなく存在感を主張する。そこにパツパツの中細麺が良く合っている。チャーシューは鶏と豚の2種で、どちらも食感をしっかり残し、肉の旨味を引き出したもの。丼全体が過ぎる程にまとまっている。これは、ハズさない一杯だ。
<店舗データ>
【店名】 SOUP NOODLE 青雲の志
【住所】 東京都港区新橋2-13-4
【最寄】 JR東海道線「新橋駅」烏森口徒歩3分