麻布チャーシュー軒の系列店が北千住に!
北千住駅の西口から歩いて2分ほど。居酒屋や艶っぽい店がひしめく飲み屋横丁から少し入った細道に2024年3月4日にオープンした「千住 チャーシュー軒」へ。コチラは西麻布交差点そばにある人気店「西麻布 チャーシュー軒」の系列店だ。営業時間は夜7時から朝7時。夕食にも飲んだシメにもってこいの店である。
店の建物は新しくきれいな外観だが、インテリアにはレトロな雰囲気のメニュー看板や赤いテーブルが配され町中華を思わせる。店内は6人がけのテーブルが3卓の計18席で、混雑時は相席も。麺メニューは煮干し香る「ラーメン」をベースに、チャーシュー、ワンタン、味玉、海苔、メンマを追加トッピング可能である。
またツマミ類にはオリジナルの「チャーシューマイ」を筆頭に、ザーサイ、韓国風冷奴、青菜炒めを用意。さらにはルーロー飯が大・小の2サイズとライスも提供している。一方の酒類もビール、ハイボール、お茶割りをはじめ、珍しい霊芝ハイボール、発酵レモンサワー、発酵トマトサワー、ナチュールワインなど様々。
今回は豪勢に「チャーシューワンタン麺(1430円)」と「ルーロー飯 小(450円)」を注文した。まずは見た目で既に旨い麺丼が到着。琥珀色のスープは煮干し出汁をベースに動物系出汁を合わせた清湯で、ビターな味わいの煮干し出汁にたっぷりの香味油がコクを加えており絶品だ。そこにコシのある中細ストレート麺が泳ぐ。
これがベストな組み合わせで、のっけから箸もレンゲも止まらない。8枚並んだチャーシューは豚バラ肉の煮豚で脂身がトロリとして旨い。そしてワンタンは餡なしで皮のみなので賛否あるだろうが、チュルチュルと柔らかで、まさに雲のように舌の上で溶けて美味である。ほか海苔、メンマ、ナルト、刻みネギがトッピングされる。
続けて八角がフワっと香る「ルーロー飯」が到着。甘めの醤油ダレで煮込んだ脂身トロける豚肉とタマネギがライスと一体となりこれまた絶品である。半熟の味玉と刻みネギも良い仕事をしてくれる。小サイズでも結構な食べ応えだ。卓上には京都・一休堂の京一味、胡椒、辛味調味料などがあるのでお好みで味調整を。
ラーメンもルーロー飯も良い味で、あっという間に完食してしまった。メニューにもあるように、料理は全て添加物と化調不使用で手作り。ホワイトボードには「食の安心安全と健やかな朝を約束し、一杯ラーメンを心を込めてお届けします」と。確かに食後に嫌な重さを残さぬ料理だった。価格は少々高いが流行りそうだなぁ、この店。
<店舗データ>
【店名】 千住 チャーシュー軒
【住所】 東京都足立区千住2-64-1
【最寄】 JR常磐線「北千住駅」西口徒歩3分