船橋イチの呼び声高い「ネオ中華そば」
JR総武線・東武野田線「船橋駅」の北口から歩いて3分ほど。船橋屈指の人気店「拉麺いさりび」へ。ご主人の堀江祝光氏は「中華そば 青葉」などで修業し、2013年2月に独立創業。現在はここ船橋のほか、京成大久保駅そばにも暖簾分け店がある。カウンターのみ10席の店内は、昼下がりでも客が絶えることはない。
麺メニューだが、和洋中の調理法を駆使した昔ながら風=ネオクラシカルの一杯「ネオ中華そば」を主軸に、塩分と油分を30%カットした「減塩ネオ中華そば」、豆乳の生クリームとチーズを使ったヘルシーな「フロマージュフォンデュ」、つけ麺、愚沢山の「彩まぜそば」と、個性的な麺料理をラインナップしている。
追加トッピングには、三元豚のチャーシュー、手作りワンタン、地元船橋の焼き海苔、奥久慈卵の味玉、自家製手裂きのメンマなど拘りが光る。また自家製の餃子や皿ワンタンも人気という。またビール、ハイボールなども提供しており一杯引っ掛けることも出来る。今回は、看板メニューの「ネオ中華そば(900円)」をオーダーすることに。
スープは鶏、豚、魚介に乾物などを合わせ、中華の清湯スープの技法の掃湯(サオタン)を使って澄んだスープに仕上げている。様々な旨みがバランスよく重なり良い味だ。醤油のカエシは強すぎず、出汁の旨みをしっかりと楽しめるチューニング。合わせる麺は、浅草開化楼の中太ストレート麺で、スープとの相性は抜群である。
低温調理でレアな仕上がりのチャーシューは三元豚の肩ロースを使用。肉の旨みを存分に楽しめる味わいだ。ほか、オレンジ色で甘みある黄身の味玉、食感のよいメンマ、青葱、ナルト、船橋産の海苔がトッピングされる。卓上には自家製ラー油、ブラックペッパー、ニンニクなどが用意されているので、お好みでどうぞ。
確かにこれは懐かしいテイストだが、新しい技術と感性が注ぎ込まれた旨い一杯。まさにネオ中華そばだった。なお、店の一角は台湾スイーツ「芋園」を提供する『Meetcha 覓茶(ミーチャ)』のテイクアウトコーナーもあるので、甘党の方は是非。ちなみに、店内は厨房内撮影禁止ということなのでご注意あれ。
<店舗データ>
【店名】 拉麺いさりび
【住所】 千葉県船橋市本町7-5-4
【最寄】 JR総武本線「船橋駅」北口徒歩3分