二郎インスパイアを啜り、泪橋を逆に渡るんだ!
漫画「あしたのジョー」で、人生に敗れ山谷のドヤ街へ流れ着く者が、泪を流しながら渡るとされた泪橋。江戸の昔は、小塚原刑場に向かう囚人が泪した橋とも言われているが、いまは川も埋められ「泪橋交差点」という地名が残るのみである。悲しい地名だが、この「泪橋」を店名に冠したラーメン屋が新橋にある。
醤油、塩と普通のラーメンもよいが、二郎インスパイア系の「マンモスラーメン」と、山盛りモヤシの「つけ麺」が人気の様子。つけ麺は小サイズで麺量200gなので「小=並」と考えておくと良いだろう。豚骨魚介系のつけ汁は、背脂たっぷりだがライトな飲み口。ニンニクと花鰹の香りが食欲をそそる。
なお「醤油」と「塩」は端麗系で、まるで別の店に来たかのような丼相なので、ガッツリ系が苦手な方でも大丈夫だ。厨房には、若いながら丹下段平よろしく気合の入った風貌のご主人が立つ。実は結構優しいので、初めての方もビビらぬように。
<店舗データ>
【店名】 泪橋(なみだばし)
【住所】 東京都港区新橋3-13-4
【最寄】 JR東海道線「新橋駅」烏森口徒歩3分
★2013年に閉店し神奈川県平塚市に移転
★その後、さらに神奈川県高津区溝口に移転
★9年の時を経て2023年2月1日に新橋に復活
住所は東京都港区新橋3-14-7