作田店主の原点、ひとつ上の「家系」
JR小岩駅北口から徒歩3分。ラーメン激戦区・蔵前橋通り沿いにある人気店「作田家」へ。ご主人の作田直彰氏は「六角家」「博多一幸舎」で修業し独立。元々は「極濃麺家 初代 一本氣」として営業していたが、通販サイト「宅麺」で限定販売し人気を博した家系ラーメンを看板に据え、2014年3月「作田家」にリニューアルした。
店頭には「店主 作田直彰の原点。本物で勝負」の文字が。麺メニューは看板の家系ラーメンと、細麺の「極とんこつ」の2軸をラインナップ。ほか、白ご飯、高菜ご飯、ネギメシといった飯モノも用意されている。お札を使えない券売機に500円玉2枚と小銭を投入し、全部入りの「家 オールスター」とライスをオーダーした。
家系なので麺の固さ、脂の量、味の濃さを選べるが、今回は全て「普通」で注文。100キロの豚骨を12時間炊いたというスープは、鶏の旨味も重なり濃厚で旨味たっぷり。醤油のカエシは控えめでマイルドな飲み口だ。合わせる麺は、大橋製麺の平打ち中太麺でモチモチした食感。上質な鶏油が麺に絡んで箸もレンゲが止まらない。
チャーシューはスペイン産豚「アルティシモ」の肩ロース肉を使用。長時間の低温調理で柔らかな仕上がりに。当然こいつはライスに乗せても旨い。味玉も良い味だ。ラストは卓上のニンニクを加えて完食。跋扈する有象無象の家系と違い、食後に胃もたれしないのが嬉しい。いつも家系を注文してしまうが、次こそは「極とんこつ」を。
<店舗データ>
【店名】 作田家
【住所】 東京都江戸川区西小岩1-29-6
【最寄】 JR総武緩行線「小岩駅」徒歩3分