大阪で快進撃続く「サバ6」の東京進出店
世田谷の高級住宅地・成城に、大衆魚の代表格であるサバを前面に押し出したラーメン店がある。大阪発祥の、その名も「サバ6製麺所」だ。2016年の創業からわずか2年で、関西を中心に15店舗以上を展開するまでに急成長した。その勢いをもって2018年6月に東京に進出。足がかりとして選んだのが成城なのだ。
創業者の吉満氏はつけ麺に定評のある「みつ星製麺所」を経営していたが、飲食系企業に譲渡。2016年夏、新たに大阪の天神橋筋6丁目に小さな店舗を立ち上げた。それが「サバ6製麺所」である。中毒性のある一杯はたちまち話題となり支店を拡大。関西では奈良と兵庫に、また東北は仙台にも出店するなど快進撃は止まらない。
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メニューは、サバ節を使ったラーメンが「サバ醤油」と「サバ塩」の2種。鶏ガラがメインの「中華そば」や「サバ濃厚鶏つけ麺」なども提供している。一方、サバ寿司、やきめし、天津飯、白飯といったご飯ものも用意。券売機上段はラーメンとご飯もののセットが並び見づらいが、下段に麺類単品のボタンもあるのでご安心を。
今回は「サバ醤油そば」とサバ寿司のセット(1050円)を注文。サバ醤油そば単品が750円で、サバ寿司が2カン350円だから…などと、高級住宅地でセコい計算をしてしまい自己嫌悪。ほどなくして到着した濃い色味のスープは、鶏の胴ガラ、手羽ガラの出汁にサバ節を加えて、甘露醤油、底引きたまり醤油などで味を調えたもの。
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サバ節の香ばしさと若干の酸味が癖になる味だ。トッピングは薄切りの豚肩ロースのチャーシューとカイワレ、メンマ、揚げネギ、大きめの刻みネギ。いずれもスープとの相性が良く、特に揚げネギはもっと欲しくなる味。一方、スープの色に染まった麺は自家製の中太麺で、モチモチした食感が、これまた癖になる。
途中で卓上に置かれた粗みじんのニンニクを投入しながら食べ進める。粒が粗いのでスープに沈んでしまうのが難点だが、スープの表情をガラっと変えてくれる。サイドメニューのサバ寿司は特筆して旨いというわけでもないので、これならラーメン単品か、味玉を追加トッピングするべきだったか。次回は塩スープも試してみよう。
<店舗データ>
【店名】 サバ6製麺所 成城学園前店
【住所】 東京都世田谷区成城6-12-8
【最寄】 小田急線「成城学園前駅」徒歩2分