肥宝館 -貧すれば丼する-

【山形 鶴岡】 ハイヌーンダイナー「ラーメン(700円)」

鶴岡の夜をアメリカンに彩るダイナー

かつて庄内藩14万石の城下町として栄えた鶴岡。駅から南に20分歩いた市役所周辺には、藩主・酒井家の居城だった鶴ヶ岡城跡や藩校「致道館」、明治時代の洋館などが集まっている。また銀座通り、昭和通りと、呑み屋やスナックの多いエリアでもある。夜になるとハイヤーや代行が行き交い、ご機嫌な呑兵衛の姿もチラホラ。

観光資源も盛り場も城周辺に集中しているが、駅周辺にも地元の幸を味わえる「堂道」など良い呑み屋はある。今回は駅前と昭和通りを往復して飲んだ末、駅前の商業施設「マリカ東館」駐車場ビルの1階に入居する「ハイヌーンダイナー」でシメることに。朝4時までの営業とあって、2軒目、3軒目というご機嫌な客で賑わっている。

ダイナーなのでフードメニューはハンバーガーやタコス、ホットドッグなどのパン類に加え、タコライス、カレー、ローストビーフ丼、チャーハンといった飯モノ、ピザ、パスタ、ステーキまで用意されている。また、アルコール類もビール、ワイン、ウイスキー、カクテルなど豊富だ。そしてなんと「ラーメン」も用意されているのだ。

まずはお通しのクラムチャウダーでカクテルを飲み、気になる「ラーメン」を注文。ラーメン専門店ではないので10分ほどかかって、やっと着丼した。四角い器に驚きつつ、スープを一口。鶏と豚をベースに肉や野菜も煮込んでいるだろうか。コンソメ的な醤油清油で、深夜に飲むと妙に落ち着く味わいである。

そこに合わせるのは多加水の中細麺。具材はチャーシュー、メンマ、海苔、ネギが乗る。意外にもチャーシューが肉厚で本格派なのが嬉しい。ダイナーでシメに啜るには十分な一杯だろう。ちなみに同行者がオーダーした「ハイヌーンバーガー(1000円)」も旨そうだった。鶴岡の夜をアメリカンに彩りたい方は是非どうぞ。

<店舗データ>

【店名】 ハイヌーンダイナー
【住所】 山形県鶴岡市末広町15-18
【最寄】 JR羽越本線「鶴岡駅」徒歩2分

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「山形県」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事