受験期の生徒さん達を見ていると小さな取組みの違いや
意識の違いが大きく影響しているのだと確信する事があります
その小さな違い、意識の違いが何時から生じていたのか?と考えると
勉強という物に向き合う前から、そして勉強を始める小学生時代に大きな鍵があるように思います
頭の良い子と賢い子は別物です
勉強が好きではなくても、賢く生きられる子に育てばまだ良いですが
どちらも弱いとなると苦労するのは親 というのが今の時代ではないでしょうか
親の見栄やプライドの為に頭の良い子を育てると言う時代ではなくなったように思います
なぜなら頭が良いだけでは通用しない世の中になったのですから
子育ての目標は、知識豊富な賢い子を育てるといった所でしょう
大学入試を目前にしても、将来に対する自分の意志を持たない子どもが増え
高学歴でも人生に翻弄されている人が増えているようですよね
そうならない為にこれから小学校に入学するとか、現在小学校に通っているお子さん達に
やって欲しい事がたくさんあります
それらを小学生勉強のツボと呼ぶ事にしましょう
まずは正く字を書く事
勉強を楽しめるお子さんに字の汚い子は圧倒的に少ないです
これはそもそも書く事を楽しめるからだと考えられます
奇麗な字、正しい字を書く事で褒められる事の多いスタートを切ったと考えられます
小学校に上がる前に読み書きが出来るようにすべきなのは
学校の短い時間の中で、この正しい字を書く事にたっぷりと時間を取る事ができず
ほとんどが自習で覚える事になります
書く事を楽しむ それがひらがなを覚える事から始まるんです
長い文章に慣れさせる
本を読む子は賢くなる と昔から言われていますね
私はそれで読解力が付くからという意味合いではなく推奨します
殆どの生徒が長文を嫌います しかし入試では英語も国語も長文です
また数学でも文章題があり、読む事を強要されます
自習ができる子に最低限必要とされるのは 読む事 です
解答解説を読んで理解する力が無ければ自習はできませんからね
さまざまな本を読む事で、最初はつまらないな・・と思っていても話の筋がわかってくるにつれ
それぞれの楽しみ方を発見するようになります
そして、その先を推理したり想像したりする事が出来るようになり、結果文章を読むという事に
抵抗感がなくなっていくでしょう
長文を前に、読む前から気持ちがダウンしてしまう子に問題を解くところまで誘導するのでは
読める子との差が出て来て当然なのです
自然の中で遊ぶ経験をする
これは理科や社会に有利になるだけでなく総合力を磨けるので、本当に自然は偉大です
しかし東京で暮らしている私たちにとって自然から学ぶ事が希少体験になってしまうので
本当の意味で自然から学ぶ体験は少ないでしょう
年に数十回同じ場所に行く事も無いでしょうし、行っても数時間の滞在からでは学べる事に限界があります
危険もあり、あまりに東京とは違う環境ですから自由にできるとも限りません
なので山や川や海に行ったとき、実際に見る事は出来るので親御さんが説明をしてあげたり、同行する事が良いでしょう
小学生の理科では海より川の方が学習対象になるので、川に出掛けたときはその形状や特徴を話し合ったり
川の中の石と周りの石を比べるといった経験があると、学習時にそうした事を思い出しながら学ぶ事ができますね
長くなったので続きは次回に・・