ベイスターズファンにとってのプロ野球シーズンは早々と終わり、既に来期に思いを寄せています。その中で最近、球団に、よく分からない動きがあります。
2年契約があると言っても、また最下位ですから、チームの監督コーチの責任は問われてもしかたなく、高木ヘッドコーチが、ヘッドから打撃担当に、石嶺打撃コーチと木塚投手コーチが2軍担当に、それぞれ降格されました。中畑監督は留任が決定していますが、ヘッドコーチは必要と考えられます。しかし、ヘッドコーチの後任はいまだ発表されていません。
もうひとつ分からないのは、既に秋期教育リーグに派遣が決まっていたブランドン投手の自由契約です。来期の戦力と考えたからこその派遣であったはずなのに、既に自由契約が決まっていた4人とともに、外人選手全員がチームを去ることになりました(ラミレス選手は、外人枠扱いではありません)。何か事情が変わったのでしょう。事情が変わったというのは、新外国人が5人決まりそうなので、そのための選手枠を開けた以外には考えられません。今のところ、まだひとりも決まっていないのに、一度に5人も決まるのでしょうか。
それで、ベイスターズファンは、つい妄想してしまいます。もしかしたら、実績のある、頼りになるヘッドコーチの就任が決まっているのではないか。昨年まで細いパイプしかなかった外国人選手獲得の道が、急に大きく開けたのではないか。来年は、飛躍の年になるのではないかと。
一部のファンの間では、中畑監督の大学の後輩であり、ベイスターズの投手コーチの経験もあり、昨年まで名監督の補佐をするヘッドコーチを務めて何度も優勝に貢献し、個人的に海外に人脈を持っている、あるコーチを期待する声が出ています。
毎年、シーズンオフにはいろいろな噂が出て、そこに希望を託しますが、多くの噂は噂で終わり、シーズンが始まったらいつもの定位置ということを、もう10年以上続けているわけですが、ある意味、ベイスターズファンにとっては、いくらでも勝手な想像ができる、今の時期が一番楽しいとも言えます。
昨年は、球団が正式に認められたのが12月でした。それまでは、あるチームのオーナーから、既成事実化するなと、水面下で動くことさえ牽制され、補強がスタートしたのは、12月になってからだったのです。今年はどのチームより早く、スタートできる立場です。