横浜市都筑区耳鼻咽喉科

南山田(センター北と北山田の間)の耳鼻咽喉科院長のブログ。

10月15日は、高木兼寛先生記念日

2011-10-17 13:09:29 | 院長ブログ

10月15日は、母校東京慈恵会医科大学の創設者、高木兼寛先生の記念日でした。夏の旅行のときのガイドさんが、吉村昭氏の”ニコライ遭難”を勧めてくれたのをきっかけに、同氏の”三陸海岸大津波”を読み、そして最近高木兼寛先生を描いた“白い航跡”を再読したばかりだったのですが、忘れていました。

“白い航跡”は、母校の出身者ならずとも、幕末から明治にかけて、日本の医者が新しい西洋の医学に接して、どう思いどう行動したか、動乱の時代の中で医者とは医療とは、何であったか、とても興味深い作品です。

吉村昭氏は、多くの歴史小説を書いていますが、主役として取り上げられるのがけして歴史の中心にいた人物ではなく、また外連味なく淡々と事実を積み重ねていくような書き方なので、地味なのですが、良い作品がたくさんあります。

高木兼寛先生、薩摩藩領内(現在の宮崎県)に生まれ、医学を学んで戊辰戦争に医師として従軍し、後に海軍に入って、海軍軍医総監になりました。先生を最も有名にしたのは、海軍に多かった脚気が食事の問題によって起こることを証明し、食事に麦を加えることで海軍から脚気をほぼ根絶したことです。これをきっかけとして、それまで知られていなかった、ビタミンが発見されたのです。

日露戦争の戦死者47,000人に対し、脚気による死亡者は27,800人。この膨大な脚気による死亡者のほとんどが、麦を混ぜることを拒んで白米を主食としていた陸軍で発生し、麦を混ぜた米を主食にしていた海軍では、ほとんど見られませんでした。

また、困窮者に無料で医療を行う東京慈恵医院、医療と医師の教育も行う東京病院、日本初の看護学校を開設。母校の慈恵会医科大学はこれらの施設を母胎としています。

”病気を診ずして病人を診よ”という言葉は、高木先生の言葉として伝えられ、現在も母校の建学の精神とされています。

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スポーツの秋

2011-10-13 23:43:43 | スポーツ

と言っても、自分でやっている訳ではありません。

まずプロ野球。横浜の次にシンパシーを感じている(それも今年で終わりですが)ドラゴンズがすごいです。落合監督の解任が発表されてから、20試合を戦って3回しか負けていません。2位ヤクルトとの4連戦を4連勝したことで、マジック2。優勝決定といっていいでしょう。

テニスの錦織君。上海マスターズで世界ランク8位のツォンガを破り、さらに今日勝ってベスト8まできました。ランキングも今まで日本人最高だった松岡修造さんを越えることが決定しました。

サッカーのハーフナー選手。オランダ系日本人、長身というだけでなくセンスもあって、日本代表にとって大きな新戦力とまります。オランダから来て日本に帰化したご両親を含め、日本を選んでくれてありがとう。

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今日も読書の秋

2011-10-12 23:57:49 | 院長ブログ

今日は、クリニックの掃除の日。掃除は業者にまかせて、私は読書の秋。先月の国際学会で講演を聴いた先生の文献をたくさん取り寄たのが、まだ読み切れていません。主として、好酸球性副鼻腔炎に関連したものです。夜は医師会関係の会議。

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夜顔

2011-10-11 21:25:55 | 院長ブログ

夜顔は夏の夜、白い大きな朝顔のような花を咲かせます。そばに寄ると、上品な甘い香りかします。ハマナスは、少し離れたところからも匂いますが、夜顔の香りは仄かです。夜顔は夕顔とも呼ばれますが、本当の夕顔は、大きな実がなって、干瓢の材料にもなる、別の花です。 

今日は連休明けで忙しく、夜になって帰宅したのですが、駐車場の横の夜顔が何輪も咲いていました。気が向いてiPhoneのカメラを向け、暗いから無理だろうと思いながらシャッターを切って驚きました。iPhoneって、ストロボが付いていたのですね。今日まで知りませんでした。

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Nypon ハマナス

2011-10-10 22:03:36 | 旅行、レストラン

今日は、最近忙しくて散らかっていた部屋の大掃除。ブランチはIKEAで。IKEAでNyponのジュースを見つけ購入。午後は、来月頼まれている講演の準備開始。

NyponといってもNipponとは関係なく、スウェーデン語でハマナスのことです。ハマナスは皇太子妃雅子様のお印でもあるそうです。果実は英語でローズヒップと言います。ジュースの味の方は・・・珍しい味です。

知床旅情という歌をご存じでしょうか。森繁久彌さん作詞作曲、加藤登紀子さんの歌で、1971年ミリオンセラーになりました。私の好きな歌のひとつです。その歌詞は、“知床の岬に、ハマナスの咲くころ”で始まります。日本では北海道に多く、やはり冷帯の花なのでしょうか、北欧ではよく見られました。夏、とてもいい匂いのする花をつけますので、忘れられません。

下の写真は、カロリンスカ研究所にほど近いヴェネグレンセンターという施設ですが、ここに海外からの研究者のためのアパートが併設されており、私も約2年の間、住んでいました。その手前の植え込みにも、ハマナスがありました。

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