元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

( SLS - 12 )最後の早慶戦

2014-08-27 22:06:39 | ショートショート
就職が決まった彼女と米国に留学する俺、卒業後はそれぞれ別の道を行く。野球が好きな俺に付き合って早慶戦だけはいつも見に行く。早慶戦は俺達が卒業しても永遠に続くのに、学生応援席から応援するのも、もうこれで最後だと思うと4年生の秋の早慶戦は何か物悲しい。試合が終わってもなかなか席を立つことは出来ない。同じ4年生の野球部員がやってきて応援団に交じって校歌や応援歌を歌う。卒業を実感し、そして別れが来ることを実感する。アメリカと日本じゃ遠すぎる、そんなに頻繁に日本に帰ってこれるはずもないし少なくとも二年間は会えないだろう。野球の早慶戦が終われば、すぐにラグビーの早慶戦だ。今年は二人の気持ちを察してか、雨が降っている。いつも二人で並んで座ったイチョウ並木のベンチも濡れていて座る人もいない。
「ねえ、最後だし座ってみない」彼女が言った。
「濡れちゃうよ」
「いいじゃない、私ここに座って銀色に染まった銀杏を見るのが大好きだった」彼女は銀杏を見上げた。
「もうすぐ卒業ね。あなたはアメリカに行ってしまうのね」
そう言って彼女は涙を流して、顔を伏せて泣いた。


外資系ITマネージャーの人生相談「毎朝疲れてやる気もなく会社に来てます。何か方法はないでしょうか?」

2014-08-27 17:10:16 | 人生相談
本当に疲れている時、やる気の無い時に仕事に取り掛かるのは難しい事です。そこで私はヒルティの「幸福論」に書いてあった、とりあえず仕事を始める事をお勧めします。私の場合は、まず心を落ち着かせるために熱いお茶を飲んで(夏でも)、チョコを一口食べて。それからメールのチェック、それへの返事、メールでやらないといけないことから始めます。以前はスマートフォンで始終メールをチェックしてましたが、もうそんな仕事中毒、スマホ中毒の時代は終わったようです。他の国のマネージャーも仕事中しかメールをチェックしないようです。
それが終わると、その日にやることのチェックリストを作成して(以前は前日の帰宅前にチェックリストを作成していましたが、もうそんな時代も終わりです)、プライオリティを付けて順番にやっていきます。
とにかく何かしら仕事を始めて没頭すると、だんだんと調子が出てくるので不思議です。それでも、まだ調子の上がらない時は、単純なレポート作業だったり、こんな時のためにためてある資料を読んだりと、あまりいろいろな事を考えないですむ、何かに没頭しやすい作業を選びます。ただ緊急を要する仕事の場合は、すぐに没頭できるし、調子が悪かろうがやらないといけないので、すぐに時間が立って調子が悪かったことなど忘れてしまいます。

この辺のお勧め本は、ヒルティの「幸福論」です。


斉藤孝さんの「生きる喜びは、仕事とともにあるヒルティの幸福論」にも「気分が乗らない時の対処法」の中で紹介しています。この斉藤さんの解説本はわかりやすいのでお勧めです。


Mozilla Makes Asia Debut With $33 Smartphone in India

2014-08-27 08:26:42 | Web記事
ブルンバーグのニュースによるとMozilla社が$33(3300円ぐらい)で128GBメモリー、2Mピクセルのカメラ、1ギガヘルツのCPUを搭載したスマートフォンをインドで発売したと。今年のインドのスマートフォン市場は2億250万台。さて日本企業はどうする?

http://mobile.bloomberg.com/news/2014-08-25/mozilla-makes-asia-debut-with-33-smartphone-in-india.html