知床で1泊し、今日は再び札幌に帰る旅となる。
今日は知床横断道路→神の子池→摩周湖→塘路駅(ノロッコ号)→釧路→札幌だ。
ホテル知床
ホテル出発は7時55分。 時間はゆっくりある。
ホテルの中を散策してみる。
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とにかくやたら広くて迷子になりそうだ。
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何を目印にするかというとこの「ワシ」の絵。
廊下に「ワシ」以外の絵があれば違う通路を通っていることになる。
この「ワシ」の絵の題が「発進」 翌日の札幌戦にピッタリだと思った。
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知床横断道路
そんな斜里町を横目に見ながら「知床峠」の方へと向かう。
国道334号(通称「知床横断道路」)の峠。標高738 m。
この時点で空は青空。
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だったのだが、突然前から怪しい雲が出てきたと思ったら何と大雨。
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知床峠
知床峠に着いたときにはすぐ横にあるバスさえも見えない状態になった。
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霧でまったく見えない状態でバスまで帰る。
バスは羅臼町へと峠を下っていく。
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子供キツネ
しばらく下っていくと子キツネがポツンと座っている。
その姿は雨に濡れて哀れに見える。
エサを待っているように見える。
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だが、絶対にエサを与えてはいけない。
与えることによってこの子キツネは人間の恐さや車の恐さよりエサを貰うことを優先してしまう。
以前3匹いたキツネも今はこの1匹のみ。
最初にエサを与えた観光客の責任は重大だろう。
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幻のぶどうえび
羅臼産のぶどう海老は、その名のとおり深い紫色をしている。
深海に息し産卵数も少ないため「幻の海老」と言われ、北海道の羅臼漁港でもたった1~3kg程しか水揚げされない。
北海道でも巡り会うことさえ大変難しく、いつ禁漁になってもおかしくない幻の海老。
この日は1匹 500円。 数日前は1匹 1500円だった。 手が出なかった(笑)
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純の番屋
ご存知 北海道が舞台の人気テレビドラマ「北の国から」ファンはたまらない。
最終章「北の国から2002遺言」のロケ地だ。
トラブルを避けるために番屋とほとんど同じ作りのレプリカをここに建設した。
内部はロケセットが置いてある建物ではなく、地元の魚屋さんがお店を出店して食堂をしている。
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かぎおろし
2014年3月25日 ...この日が今年のラウス昆布の解禁日。
羅臼では解禁 日を「かぎおろし」と呼んでいる。
羅臼の風物詩だ。
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知床旅情
昭和35年(1960年)10月に東宝映画「地の果てに生きるもの」がクランクアップした。
「森繁久彌」が、戸川幸夫の短編集「オホーツク老人」を読んで感激し、
私財を投じて森繁プロダクションを設立し東宝と共同制作した映画である。
実は、ロケの前年(昭和34年)の羅臼村(現羅臼町)では89人が犠牲となった漁船の遭難事故が発生しており、
森繁演じる村田彦市が息子を海で失って号泣する場面では、
エキストラで出演した200人の羅臼の人々も泣きながら演技したというエピソードがある。
別れ会で森繁がギターを弾きながら歌った自作の「さらば羅臼よ」という歌が後の「しれとこ旅情」である。
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28分の話
このときの89人の犠牲になられた羅臼の事故の話をガイドの中西さんが28分にまとめてくれ、
静かに語りだした。 28分間身動きできなかった。
話が終わったとき北の海に住む人々の苦労や生きる強さを感じ涙が止まらなかった。
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開陽台
視界330° 地平線が見えることでも有名だ。
地球がま~るく見える標高270mの大地「開陽台」。
眺望は、とにかく圧巻!広大な自然、区画された牧草地・防風林、点在する 牧場風景、知床連山、
遠くには国後島や野付半島、根室半島を一望することができる 。
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ここでのおすすめは「のむヨーグルト」
すっぱいけど濃厚。 本当に美味しい。 おすすめ。
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今まで雲ですっぽり覆われていた景色が急に晴れだして周りの景色がくっきり見え出した。
はるか向こうに地平線だ!!
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「北海道一大きな牛」
見えましたか?
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神の子池
摩周湖の地下水によってできたと言われている青い清水を湛える池。
摩周湖(カムイトー=神の湖)の伏流水からできているという言い伝えで「神の子」池と呼ばれている。
神の子池の伏流水は1日12,000tも湧き出している。
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周囲220m、水深5mの小さな池で、水が澄んでいるので底までくっきりと見える。
水温が年間通して8℃と低く、倒木が青い水の中に腐らずに化石のように沈んでいる。
その隙間を朱色の斑点を持つオショロコマが泳ぐ景観は何ともいえない不思議な美しさ。
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まだ観光地化が進んでいないので、ガイドブックにもあまり載っていない。
人の手をあまり入れず、このままそっと残しておきたくなる清里の穴場的名所。
「熊出没」のカンバンがリアルで恐い。
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裏摩周湖
霧の摩周湖といわれてるだけあって、景色が見えるなどまったく期待していなかった。
その摩周湖でもここ「裏摩周湖」は年間通して景色が見れる確率が高いという。
じゃあ・・もしかして・・・・見れるか?
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見事に何も見れなかった。
さすが!! 霧の摩周湖。 甘くはないな。
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JR摩周駅
綺麗な駅。 ここで昼ごはん。
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摩周駅の前にある「ぽっぽ亭」
2005年の全国駅弁大会で(正しくは、「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」)
森駅の「いかめし」に次いで2位に輝いた「摩周の豚丼」
13日の期間で2万3千個を売り上げた。
しかも このとき『ぽっぽ亭』さんは、初出店!
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豚丼
事前に予約していたので待つことなく食べれた。
こってり甘辛いタレに絡まった豚ロースがてんこ盛り
脂身が少ない割に柔らかい。
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「網走観光交通」の「中西 裕子」さん
ここでお別れとなる「網走観光交通」の「中西 裕子」さん。
私達夫婦も今までいろいろな観光バスに乗ったがこんなに楽しいガイドさんは初めてだった。
バスガイドさんとしての知識はもちろん、質問に対する見識の深さ、その場その時の対応の的確さ、
外国(台湾、中国)の方に対する応答、そして一人一人に対する気の遣い方。
2日間のバスの旅であったがまだまだ一緒に回りたいと思った。
後でなぜなんだろう? と考えてみた。
この中西さんの「生ある物」に対する考え、それが花であったり、動物であったり、人であったりが
おそらく一つの「愛」というくくりの中で語られているからではないだろうかと、勝手に思ってみた。
「旅は楽しくないと!」がモットーの「中西」さん。
いつか又、この人のバスに乗ってみたいと初めて思ったバスガイドさんでした。
網走観光交通の 中西裕子さん 本当に楽しい旅でした。
ありがとうございました。
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網走駅から乗ったバスとも別れここからはJRノロッコ号へ
釧路湿原ノロッコ号
ここ塘路駅から釧路駅までの観光列車。
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展望車からパノラマのように広がる、車では行くことのできない釧路湿原の風景をみることができる。
4月〜10月の期間限定運行。
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途中の見所では列車の速度を抑えて走ってくれる。
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窓はオープンになっていて外の風が心地良い。
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塘路駅から釧路駅までは進行方向に向かって右が良い。
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チョロQノロッコ号
今回の北海道8日間で唯一買いたかったものがこれ!!
これ以外は景色と出会いが自分へのお土産。
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運が良ければカヌーに乗っている人を見る事ができる。
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釧路湿原駅
山小屋風の内観とタンチョウの翼をイメージした駅舎。
ここで降りる人がけっこういた。
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釧路駅から「スーパーおおぞら10号」で再び札幌に帰る。
ここでもサッポロビールと駅弁。
駅弁の一日だった(笑)
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次の日(7月20日)は札幌戦。
この観戦記はすでに書いたので午前中に行った
大倉山ジャンプ場→羊が丘の半日。
北海道の旅(その5)につづく
今日は知床横断道路→神の子池→摩周湖→塘路駅(ノロッコ号)→釧路→札幌だ。
ホテル知床
ホテル出発は7時55分。 時間はゆっくりある。
ホテルの中を散策してみる。
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とにかくやたら広くて迷子になりそうだ。
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何を目印にするかというとこの「ワシ」の絵。
廊下に「ワシ」以外の絵があれば違う通路を通っていることになる。
この「ワシ」の絵の題が「発進」 翌日の札幌戦にピッタリだと思った。
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知床横断道路
そんな斜里町を横目に見ながら「知床峠」の方へと向かう。
国道334号(通称「知床横断道路」)の峠。標高738 m。
この時点で空は青空。
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だったのだが、突然前から怪しい雲が出てきたと思ったら何と大雨。
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知床峠
知床峠に着いたときにはすぐ横にあるバスさえも見えない状態になった。
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霧でまったく見えない状態でバスまで帰る。
バスは羅臼町へと峠を下っていく。
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子供キツネ
しばらく下っていくと子キツネがポツンと座っている。
その姿は雨に濡れて哀れに見える。
エサを待っているように見える。
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だが、絶対にエサを与えてはいけない。
与えることによってこの子キツネは人間の恐さや車の恐さよりエサを貰うことを優先してしまう。
以前3匹いたキツネも今はこの1匹のみ。
最初にエサを与えた観光客の責任は重大だろう。
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幻のぶどうえび
羅臼産のぶどう海老は、その名のとおり深い紫色をしている。
深海に息し産卵数も少ないため「幻の海老」と言われ、北海道の羅臼漁港でもたった1~3kg程しか水揚げされない。
北海道でも巡り会うことさえ大変難しく、いつ禁漁になってもおかしくない幻の海老。
この日は1匹 500円。 数日前は1匹 1500円だった。 手が出なかった(笑)
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純の番屋
ご存知 北海道が舞台の人気テレビドラマ「北の国から」ファンはたまらない。
最終章「北の国から2002遺言」のロケ地だ。
トラブルを避けるために番屋とほとんど同じ作りのレプリカをここに建設した。
内部はロケセットが置いてある建物ではなく、地元の魚屋さんがお店を出店して食堂をしている。
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かぎおろし
2014年3月25日 ...この日が今年のラウス昆布の解禁日。
羅臼では解禁 日を「かぎおろし」と呼んでいる。
羅臼の風物詩だ。
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知床旅情
昭和35年(1960年)10月に東宝映画「地の果てに生きるもの」がクランクアップした。
「森繁久彌」が、戸川幸夫の短編集「オホーツク老人」を読んで感激し、
私財を投じて森繁プロダクションを設立し東宝と共同制作した映画である。
実は、ロケの前年(昭和34年)の羅臼村(現羅臼町)では89人が犠牲となった漁船の遭難事故が発生しており、
森繁演じる村田彦市が息子を海で失って号泣する場面では、
エキストラで出演した200人の羅臼の人々も泣きながら演技したというエピソードがある。
別れ会で森繁がギターを弾きながら歌った自作の「さらば羅臼よ」という歌が後の「しれとこ旅情」である。
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28分の話
このときの89人の犠牲になられた羅臼の事故の話をガイドの中西さんが28分にまとめてくれ、
静かに語りだした。 28分間身動きできなかった。
話が終わったとき北の海に住む人々の苦労や生きる強さを感じ涙が止まらなかった。
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開陽台
視界330° 地平線が見えることでも有名だ。
地球がま~るく見える標高270mの大地「開陽台」。
眺望は、とにかく圧巻!広大な自然、区画された牧草地・防風林、点在する 牧場風景、知床連山、
遠くには国後島や野付半島、根室半島を一望することができる 。
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ここでのおすすめは「のむヨーグルト」
すっぱいけど濃厚。 本当に美味しい。 おすすめ。
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今まで雲ですっぽり覆われていた景色が急に晴れだして周りの景色がくっきり見え出した。
はるか向こうに地平線だ!!
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「北海道一大きな牛」
見えましたか?
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神の子池
摩周湖の地下水によってできたと言われている青い清水を湛える池。
摩周湖(カムイトー=神の湖)の伏流水からできているという言い伝えで「神の子」池と呼ばれている。
神の子池の伏流水は1日12,000tも湧き出している。
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周囲220m、水深5mの小さな池で、水が澄んでいるので底までくっきりと見える。
水温が年間通して8℃と低く、倒木が青い水の中に腐らずに化石のように沈んでいる。
その隙間を朱色の斑点を持つオショロコマが泳ぐ景観は何ともいえない不思議な美しさ。
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まだ観光地化が進んでいないので、ガイドブックにもあまり載っていない。
人の手をあまり入れず、このままそっと残しておきたくなる清里の穴場的名所。
「熊出没」のカンバンがリアルで恐い。
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裏摩周湖
霧の摩周湖といわれてるだけあって、景色が見えるなどまったく期待していなかった。
その摩周湖でもここ「裏摩周湖」は年間通して景色が見れる確率が高いという。
じゃあ・・もしかして・・・・見れるか?
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見事に何も見れなかった。
さすが!! 霧の摩周湖。 甘くはないな。
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JR摩周駅
綺麗な駅。 ここで昼ごはん。
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摩周駅の前にある「ぽっぽ亭」
2005年の全国駅弁大会で(正しくは、「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」)
森駅の「いかめし」に次いで2位に輝いた「摩周の豚丼」
13日の期間で2万3千個を売り上げた。
しかも このとき『ぽっぽ亭』さんは、初出店!
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豚丼
事前に予約していたので待つことなく食べれた。
こってり甘辛いタレに絡まった豚ロースがてんこ盛り
脂身が少ない割に柔らかい。
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「網走観光交通」の「中西 裕子」さん
ここでお別れとなる「網走観光交通」の「中西 裕子」さん。
私達夫婦も今までいろいろな観光バスに乗ったがこんなに楽しいガイドさんは初めてだった。
バスガイドさんとしての知識はもちろん、質問に対する見識の深さ、その場その時の対応の的確さ、
外国(台湾、中国)の方に対する応答、そして一人一人に対する気の遣い方。
2日間のバスの旅であったがまだまだ一緒に回りたいと思った。
後でなぜなんだろう? と考えてみた。
この中西さんの「生ある物」に対する考え、それが花であったり、動物であったり、人であったりが
おそらく一つの「愛」というくくりの中で語られているからではないだろうかと、勝手に思ってみた。
「旅は楽しくないと!」がモットーの「中西」さん。
いつか又、この人のバスに乗ってみたいと初めて思ったバスガイドさんでした。
網走観光交通の 中西裕子さん 本当に楽しい旅でした。
ありがとうございました。
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網走駅から乗ったバスとも別れここからはJRノロッコ号へ
釧路湿原ノロッコ号
ここ塘路駅から釧路駅までの観光列車。
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展望車からパノラマのように広がる、車では行くことのできない釧路湿原の風景をみることができる。
4月〜10月の期間限定運行。
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途中の見所では列車の速度を抑えて走ってくれる。
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窓はオープンになっていて外の風が心地良い。
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塘路駅から釧路駅までは進行方向に向かって右が良い。
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チョロQノロッコ号
今回の北海道8日間で唯一買いたかったものがこれ!!
これ以外は景色と出会いが自分へのお土産。
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運が良ければカヌーに乗っている人を見る事ができる。
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釧路湿原駅
山小屋風の内観とタンチョウの翼をイメージした駅舎。
ここで降りる人がけっこういた。
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釧路駅から「スーパーおおぞら10号」で再び札幌に帰る。
ここでもサッポロビールと駅弁。
駅弁の一日だった(笑)
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次の日(7月20日)は札幌戦。
この観戦記はすでに書いたので午前中に行った
大倉山ジャンプ場→羊が丘の半日。
北海道の旅(その5)につづく