2019-10-10(木)
青森県西津軽郡深浦町にある『道の駅 ふかうら』で43日目の朝を迎えました。
天気は晴れ 気温20℃
今日も暑い1日になりそうです。
『道の駅ふかうら』のすぐ横を走る鉄道。
『五能線』です。
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秋田県能代市の東能代駅と青森県南津軽郡田舎館村の川部駅を結んでいます。
実は全国各地のローカル線と同様に過疎化などによって利用客は減少していき、一時は廃線もささやかれました。
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状況が変わったのは、平成9年に観光列車「リゾートしらかみ」が運行を開始してから。
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世界遺産に登録された白神山地の麓、海沿いを縫うように走る五能線の車窓には、風光明媚な景観が広がります。
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一時は廃線の話もあった東北のローカル線。
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現在では過疎地の活性化に鉄道が一役買ったモデルになっています。
=産経フォト= 参照
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さて、今日は世界自然遺産の『白神山地』の森の中にある12湖に行ってきました。
総面積13万ヘクタールの山岳地帯。
世界でも最大級の"ブナ原生林"が広がる手つかずの自然です。
そのため天然記念物"くまげら"や"イヌワシ"を始め貴重な動植物が生息しています。
白神山地の約75%が青森県側、残り約25%が秋田県側で、青森県側の方が圧倒的に広いのだそうです。
十二湖の見所はやはりそれぞれ違った顔を持つ湖。
しかも12ではなく33もの湖があります。
とはいえ全てを一度に回るのは至難の業。
メジャーな湖に絞って回ってみようと思います。
なーんて書くとカッコいいのですが、あまり歩きたくないのが本音です。
AM9時まずはここ、
『12湖ビジターセンター』へ。
自分の体力や目的にあったコースを検討できます。
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目指すのは有料駐車場のある『森の物産館キョロロ』
車で数分の距離です。
駐車場の係の人にまずはこの辺りの地図を貰いましょう。
赤い線を『出発点』から反時計回りにぐるっと一周します。
約1時間の一番初心者向きのコースです。
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では張り切って『しゅっぱーつ』
『鶏頭場(けとば)の池』です。
なぜ鶏頭場という名前なのか?
上の地図を見ていただけたら分かるように池が鶏の頭の形をしているからです。
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手つかずの自然の池の中に朽ち果てたブナの木。
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鬱蒼とした緑の木々の下を枯葉を踏みながらゆっくりと歩みます。
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ときおり聞こえるのは何という名前の鳥なのでしょう。
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そしてこの12湖のハイライトともいうべき『青池』へ。
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さすがにここを目指して世界から来るだけのことはあります。
素晴らしい青です。
ただ私の想像していたコバルトブルーとは少し違います。
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試しに色々な角度から撮ってみたり、高さを変えて撮ってみたりしましたが。
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『うーん?』
時間帯によって色の見え方が違うらしいのですが、1時間も2時間も待てないので次に進みます。
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階段を上り
『ブナ自然林』へと向かいます。
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グリーンシャワーを浴び深呼吸をすると心が喜びます。
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『ブナ』は夏の暑さには弱い木です。
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嫁を見ると"クマ避けの鈴"を持っていません。
大丈夫でしょうか?
『やっと"ヒグマ"から抜け出せたと喜んでいるけど、本州は"月の輪熊"という怖いクマさんがいるんですけどね、嫁さん』
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ブナの自然林を抜け
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『沸壺(わきつぼ)の池』へ
これが素晴らしかった。
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私が思い描いていたコバルトブルーがそこにありました。
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木漏れ日を浴びて微妙にその色を変えていきます。
まさに神秘の色。
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水底に沈む倒木の姿に惹かれます。
耳を澄ませば森の声が聞こえてきます。
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12湖の中の"わきつぼの池"
この池は絶対におススメです。
そして『落口の池』へ。
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池の前に『十二湖庵』があります。
この日は休み。
その横には白神山地の水を飲むことができる場所があります。
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歩いて汗ばんだ体に冷たくて美味しい水が再び力を与えてくれます。
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見上げれば青い空に白い雲。
木々の間から漏れる秋の光がもうすぐ冬がやってくることを知らせにきます。
『春から秋にかけてたくさんの方々が北海道に来て、北海道を好きになって住んでみたいと仰ってくれます。
でも秋になると本州に帰って行くんです。
本当の北海道は冬を経験しないと分からないんですよね』
ここは青森。
なぜか北海道でお世話になったガイドさんの言葉が湖上を吹き抜ける風と共に思い出されました。
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周りの景色を楽しみながらゆっくり歩いて再び『森の物産館キョロロ』に帰ってきました。
ここから車で移動です。
12時45分、車を停め『日本キャニオン 』へ。
ここから歩いて登ります。
行きは登りのために15分ほどの行程です(約500m)
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近くに行くことができません。
反対側から観れるのですが日本にこんなところがあったのかと驚くばかりです。
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さて移動します。
来た道を帰ります。
13時
『不老ふ死温泉』到着。
あの有名な温泉です。
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海岸には簾で囲った露天風呂があるものの男女混浴とか。
ただ女性専用の露天風呂も中にあるらしいのですが・・・
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いやいや、無理無理。
当然カメラを持っての入浴はできません。
さらに一度内湯に入って体を流し、再度服に着替えて入るという2度手間が面倒くさいし・・
でも待てよ?
女性専用の露天風呂と混浴の露天風呂でしょ。
それなら最初から女性専用と男性専用で良いのでは?
うーん、よく分かりません。
ただ不老ふ死なので200歳くらいまで大丈夫かなぁ、と。
あ!
不老不死だからずっと生きてるのか。
でもそれも嫌かな。
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弘前まで移動。
17時。
今日お世話になる場所まで移動してきました。
駐車場で車の中の整理をしていると福岡から来たという方から話しかけられました。
『台風19号の影響が大きいけど、どうする?』
と突然相談してきたのですが、驚いた事に私の亡くなった実兄にソックリだったのです。
背の高さ雰囲気はもちろん、話し方から眼鏡を上げる仕草や言葉のスピード、間の取り方まで。
嫁もそのことを感じたようで驚いていました。
兄に似たその人が台風の心配を私にしてくる以上、当然観光はやめて一番台風が接近するという13日はホテルかどこか安全な場所に避難します。
福岡の方ありがとうございました。
青森県西津軽郡深浦町にある『道の駅 ふかうら』で43日目の朝を迎えました。
天気は晴れ 気温20℃
今日も暑い1日になりそうです。
『道の駅ふかうら』のすぐ横を走る鉄道。
『五能線』です。
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秋田県能代市の東能代駅と青森県南津軽郡田舎館村の川部駅を結んでいます。
実は全国各地のローカル線と同様に過疎化などによって利用客は減少していき、一時は廃線もささやかれました。
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状況が変わったのは、平成9年に観光列車「リゾートしらかみ」が運行を開始してから。
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世界遺産に登録された白神山地の麓、海沿いを縫うように走る五能線の車窓には、風光明媚な景観が広がります。
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一時は廃線の話もあった東北のローカル線。
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現在では過疎地の活性化に鉄道が一役買ったモデルになっています。
=産経フォト= 参照
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さて、今日は世界自然遺産の『白神山地』の森の中にある12湖に行ってきました。
総面積13万ヘクタールの山岳地帯。
世界でも最大級の"ブナ原生林"が広がる手つかずの自然です。
そのため天然記念物"くまげら"や"イヌワシ"を始め貴重な動植物が生息しています。
白神山地の約75%が青森県側、残り約25%が秋田県側で、青森県側の方が圧倒的に広いのだそうです。
十二湖の見所はやはりそれぞれ違った顔を持つ湖。
しかも12ではなく33もの湖があります。
とはいえ全てを一度に回るのは至難の業。
メジャーな湖に絞って回ってみようと思います。
なーんて書くとカッコいいのですが、あまり歩きたくないのが本音です。
AM9時まずはここ、
『12湖ビジターセンター』へ。
自分の体力や目的にあったコースを検討できます。
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目指すのは有料駐車場のある『森の物産館キョロロ』
車で数分の距離です。
駐車場の係の人にまずはこの辺りの地図を貰いましょう。
赤い線を『出発点』から反時計回りにぐるっと一周します。
約1時間の一番初心者向きのコースです。
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では張り切って『しゅっぱーつ』
『鶏頭場(けとば)の池』です。
なぜ鶏頭場という名前なのか?
上の地図を見ていただけたら分かるように池が鶏の頭の形をしているからです。
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手つかずの自然の池の中に朽ち果てたブナの木。
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鬱蒼とした緑の木々の下を枯葉を踏みながらゆっくりと歩みます。
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ときおり聞こえるのは何という名前の鳥なのでしょう。
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そしてこの12湖のハイライトともいうべき『青池』へ。
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さすがにここを目指して世界から来るだけのことはあります。
素晴らしい青です。
ただ私の想像していたコバルトブルーとは少し違います。
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試しに色々な角度から撮ってみたり、高さを変えて撮ってみたりしましたが。
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『うーん?』
時間帯によって色の見え方が違うらしいのですが、1時間も2時間も待てないので次に進みます。
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階段を上り
『ブナ自然林』へと向かいます。
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グリーンシャワーを浴び深呼吸をすると心が喜びます。
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『ブナ』は夏の暑さには弱い木です。
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嫁を見ると"クマ避けの鈴"を持っていません。
大丈夫でしょうか?
『やっと"ヒグマ"から抜け出せたと喜んでいるけど、本州は"月の輪熊"という怖いクマさんがいるんですけどね、嫁さん』
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ブナの自然林を抜け
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『沸壺(わきつぼ)の池』へ
これが素晴らしかった。
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私が思い描いていたコバルトブルーがそこにありました。
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木漏れ日を浴びて微妙にその色を変えていきます。
まさに神秘の色。
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水底に沈む倒木の姿に惹かれます。
耳を澄ませば森の声が聞こえてきます。
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12湖の中の"わきつぼの池"
この池は絶対におススメです。
そして『落口の池』へ。
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池の前に『十二湖庵』があります。
この日は休み。
その横には白神山地の水を飲むことができる場所があります。
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歩いて汗ばんだ体に冷たくて美味しい水が再び力を与えてくれます。
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見上げれば青い空に白い雲。
木々の間から漏れる秋の光がもうすぐ冬がやってくることを知らせにきます。
『春から秋にかけてたくさんの方々が北海道に来て、北海道を好きになって住んでみたいと仰ってくれます。
でも秋になると本州に帰って行くんです。
本当の北海道は冬を経験しないと分からないんですよね』
ここは青森。
なぜか北海道でお世話になったガイドさんの言葉が湖上を吹き抜ける風と共に思い出されました。
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周りの景色を楽しみながらゆっくり歩いて再び『森の物産館キョロロ』に帰ってきました。
ここから車で移動です。
12時45分、車を停め『日本キャニオン 』へ。
ここから歩いて登ります。
行きは登りのために15分ほどの行程です(約500m)
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近くに行くことができません。
反対側から観れるのですが日本にこんなところがあったのかと驚くばかりです。
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さて移動します。
来た道を帰ります。
13時
『不老ふ死温泉』到着。
あの有名な温泉です。
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海岸には簾で囲った露天風呂があるものの男女混浴とか。
ただ女性専用の露天風呂も中にあるらしいのですが・・・
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いやいや、無理無理。
当然カメラを持っての入浴はできません。
さらに一度内湯に入って体を流し、再度服に着替えて入るという2度手間が面倒くさいし・・
でも待てよ?
女性専用の露天風呂と混浴の露天風呂でしょ。
それなら最初から女性専用と男性専用で良いのでは?
うーん、よく分かりません。
ただ不老ふ死なので200歳くらいまで大丈夫かなぁ、と。
あ!
不老不死だからずっと生きてるのか。
でもそれも嫌かな。
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弘前まで移動。
17時。
今日お世話になる場所まで移動してきました。
駐車場で車の中の整理をしていると福岡から来たという方から話しかけられました。
『台風19号の影響が大きいけど、どうする?』
と突然相談してきたのですが、驚いた事に私の亡くなった実兄にソックリだったのです。
背の高さ雰囲気はもちろん、話し方から眼鏡を上げる仕草や言葉のスピード、間の取り方まで。
嫁もそのことを感じたようで驚いていました。
兄に似たその人が台風の心配を私にしてくる以上、当然観光はやめて一番台風が接近するという13日はホテルかどこか安全な場所に避難します。
福岡の方ありがとうございました。