大分発・北海道一周 自走車中泊 夫婦旅・・・14日目です。
北海道斜里郡斜里町にある『道の駅 しゃり』で14日目の朝を迎えました。
天気は曇り後雨 気温14℃(AM5時30分)
昨日は同じ時間で27℃でした。
その差ー13℃。
1日で夏から秋に(笑)なりました。
昨日までTシャツ1枚に素足という季節外れの夏バージョンでしたが、今日からは長袖2枚にスニーカーと一気に秋バージョンに変身です。
それにしても1日でこの変化は身体に厳しいですね(笑)
でもこれで北海道に来たという実感が少ーしですが湧いてきました(笑)
さぁ今日も元気に観光に『出発〜』
まずはここ『道の駅 しゃり』で聞いた『天に続く道』に行くことにします。
私は知りませんでしたが、スマホナビに出るくらいなので知る人ぞ知る、というわけでもないようです。
遥か27キロ先を見晴らす絶景なんです。
道東・斜里町の峰浜から大栄地区まで続く約18キロの直線ルート。
道の先が“天”につながっているように見えることから、この愛称が付けられました。
車はほとんど通りません。
道の駅の説明では"行き止まり"と書いていました。
展望台には駐車場もありますよ。
まさに "天に続く道"
続いては 『オシンコシンの滝』 に移動です。
「日本の滝100選」にも選ばれてる『オシンコシンの滝』です。
途中から流れが2つに分かれていることから「双美の滝」とも呼ばれています。
落差は50m.滝幅は30mほどあります。
すぐ横にトンネルがあって見えにくいので右に出るときは要注意!
ここの駐車場で嫁と(行く先会議)を開催。
あれやこれやで5分間(笑)
これからのルートを確認して『知床五湖』を目指すことにしました。
その途中。
橋の上に見物客がたくさんいます。
なんだろう?
好奇心の塊の私たち、広場に車を停めて見に行きます。
サケがヒットしました!!!
大きなサケです。
どのくらいの大きさなんでしょう?
"おんねつばし"から見物していると青年が2人、手に買い物袋のようなものを持って歩いてきました。
よく見ると中にはサケが数匹。
50cm以上ありそうです。
当然ですが話を聞きました。
ウキをつけてのルアー釣り。
エサ無しです。
これを10mほど投げて手前に巻いてきます。
つまり疑似餌が生きているように見せることができるかどうかがポイントのようです。
それと釣る場所も重要です。
サケは海から川にのぼってくるわけですから、釣れる場所は当然真水の流れ込む川と海の合流点。
その場所に集中して、人と人との距離がやけに狭いのもうなづけますが、それにしても狭い。
しかし今日はこれでも広いそうです。
普段は肩と肩が触れ合うほど近いそうです。
仕掛けが絡まってケンカになることもあるらしいのです(笑)
そりぁこれだけ近いとねぇ!
残念ながら、もし釣り具を持っていたとしても私はこの中に入ろうとは思いませんし、とても入る勇気がありません(笑)
コンビニ、セイコーマートに行くと松山千春の歌『大空と大地の中で』がかかっていました。
さすがに北海道だなぁと実感(笑)
AM10時 『道の駅 うとろ・シリエトク』到着。
その隣にある『知床世界遺産センター』
嫁は熊のお面。
私は鹿のお面でしばし休憩(笑)
そこから知床五湖を目指す途中。
イワウベツガワの橋の上に三脚を使用したカメラマンがズラッと並んでいます。
まるでオリンピック並みの高級な単焦点レンズの数々です。
(おそらく100万円以上と思われるレンズ)
なにかを狙っている?
いったいなんでしょう?
聞くと30分前にヒグマが遡上してきたマスを狙って現れたとのこと。
ここには毎日ヒグマが現れているそうです。
つまりマスを狙ってヒグマが現れた、そのヒグマを狙ってカメラマンが現れた、という流れのようです。
少し様子を見ましたがヒグマが現れそうにないので先を急ぎます。
『知床五湖』
湖には特別に名前がありません。
1湖、2湖と数えます。
高架木道は800mで約10億円。
大切に扱いたいですね。
周りには高圧電流を流していて、ヒグマが触ると"痛い"と感じる程度の電流の強さのようです。
そりゃ、感電死するほどの強さだったら大変ですから(笑)
羅臼岳が見えます。
自由に行けるのは1湖のみです。
他の湖に行くときはキチンとレクチャーを受けなければいけません。
白樺の道路。
気持ちいい!
イワウベツガワの橋まで来たら皆んなが騒いでいます。
聞くとヒグマが出たらしいのです。
カメラを持って車を出るとそこには野生のヒグマの姿が。
これはラッキーでしたが。
『知床峠』
ここに来ると『エサやりがクマを殺す』という話を思い出します。
観光バスのツアーさんが話してくれた『ソーセージの悲しい最後』という話です。
1997年の秋。
母親クマから独立したばかりのメスグマは観光バスの通る道に出ました。
その観光バスのお客さんがあげた1本のソーセージ。
本来は人や車を恐れるクマが、人や車がエサを与えてくれる対象に変わったのです。
翌春、市街地まで現れるようになったクマ。
クマに悪気はありません。
エサを与えた人間が悪いのです。
警戒をする警察。
子供達の登校時間が迫ってきました。
放たれたライフル弾。
知床の森に生まれ知床の土に還るはずだった命。
1本のソーセージによってその人生は狂ったのです。
何気ない気持ちて与えたエサが、失われなくて良かった命を奪うことになることを知ってほしいと思います。
13時20分。
熊の湯温泉へ!
ここは男は露天風呂
女性は周りを囲まれているのですが男性は道から木陰越しにチラチラ見えています。
お湯の温度が熱いのが特徴。
ここは漁師さんが管理しているために勝手にお湯を入れてお湯の温度を下げたりせずに一言断りを入れた方が良いですよ、と道の駅のお姉さんが教えてくれました。
ラウス昆布で有名なラウスから見た国後(クナシリ)島。
本当に目と鼻の先に見えます。
これだけ近いと様々なことを考えさせられます。
ここから雨が降ってきました。
北海道に来て本格的な雨です。
さて羅臼から最後の観光。
別海町にある『三匹の子ブタの家』に向かいます。
なんやそれ?
と思いますよね。
私もそう思いました(笑)
インスタから火が付いた場所です。
当然ナビには出てきません。
でもなんとなく上手いネーミングだと思いませんか?
見たくなりませんか?
雨の降る中、向かいました。
うーん、なるほど。
これが『三匹の子ブタの家』ですか。
もし『団子3兄弟の家』だったらどうでしょう?
それでもやっぱり来たくなる?
私もです(^^)
今日は遡上するマスも見れたし、オホーツクサケの釣れる瞬間も見れましたし釣り人とも話せました。そしてなんといっても野生のヒグマと遭遇しました。
朝からヒグマを待っていた人のことを考えればこれは本当にラッキーでした。
今日も濃い1日でした。
今日の車中泊場所である根室半島へと向かいます。
北海道斜里郡斜里町にある『道の駅 しゃり』で14日目の朝を迎えました。
天気は曇り後雨 気温14℃(AM5時30分)
昨日は同じ時間で27℃でした。
その差ー13℃。
1日で夏から秋に(笑)なりました。
昨日までTシャツ1枚に素足という季節外れの夏バージョンでしたが、今日からは長袖2枚にスニーカーと一気に秋バージョンに変身です。
それにしても1日でこの変化は身体に厳しいですね(笑)
でもこれで北海道に来たという実感が少ーしですが湧いてきました(笑)
さぁ今日も元気に観光に『出発〜』
まずはここ『道の駅 しゃり』で聞いた『天に続く道』に行くことにします。
私は知りませんでしたが、スマホナビに出るくらいなので知る人ぞ知る、というわけでもないようです。
遥か27キロ先を見晴らす絶景なんです。
道東・斜里町の峰浜から大栄地区まで続く約18キロの直線ルート。
道の先が“天”につながっているように見えることから、この愛称が付けられました。
車はほとんど通りません。
道の駅の説明では"行き止まり"と書いていました。
展望台には駐車場もありますよ。
まさに "天に続く道"
続いては 『オシンコシンの滝』 に移動です。
「日本の滝100選」にも選ばれてる『オシンコシンの滝』です。
途中から流れが2つに分かれていることから「双美の滝」とも呼ばれています。
落差は50m.滝幅は30mほどあります。
すぐ横にトンネルがあって見えにくいので右に出るときは要注意!
ここの駐車場で嫁と(行く先会議)を開催。
あれやこれやで5分間(笑)
これからのルートを確認して『知床五湖』を目指すことにしました。
その途中。
橋の上に見物客がたくさんいます。
なんだろう?
好奇心の塊の私たち、広場に車を停めて見に行きます。
サケがヒットしました!!!
大きなサケです。
どのくらいの大きさなんでしょう?
"おんねつばし"から見物していると青年が2人、手に買い物袋のようなものを持って歩いてきました。
よく見ると中にはサケが数匹。
50cm以上ありそうです。
当然ですが話を聞きました。
ウキをつけてのルアー釣り。
エサ無しです。
これを10mほど投げて手前に巻いてきます。
つまり疑似餌が生きているように見せることができるかどうかがポイントのようです。
それと釣る場所も重要です。
サケは海から川にのぼってくるわけですから、釣れる場所は当然真水の流れ込む川と海の合流点。
その場所に集中して、人と人との距離がやけに狭いのもうなづけますが、それにしても狭い。
しかし今日はこれでも広いそうです。
普段は肩と肩が触れ合うほど近いそうです。
仕掛けが絡まってケンカになることもあるらしいのです(笑)
そりぁこれだけ近いとねぇ!
残念ながら、もし釣り具を持っていたとしても私はこの中に入ろうとは思いませんし、とても入る勇気がありません(笑)
コンビニ、セイコーマートに行くと松山千春の歌『大空と大地の中で』がかかっていました。
さすがに北海道だなぁと実感(笑)
AM10時 『道の駅 うとろ・シリエトク』到着。
その隣にある『知床世界遺産センター』
嫁は熊のお面。
私は鹿のお面でしばし休憩(笑)
そこから知床五湖を目指す途中。
イワウベツガワの橋の上に三脚を使用したカメラマンがズラッと並んでいます。
まるでオリンピック並みの高級な単焦点レンズの数々です。
(おそらく100万円以上と思われるレンズ)
なにかを狙っている?
いったいなんでしょう?
聞くと30分前にヒグマが遡上してきたマスを狙って現れたとのこと。
ここには毎日ヒグマが現れているそうです。
つまりマスを狙ってヒグマが現れた、そのヒグマを狙ってカメラマンが現れた、という流れのようです。
少し様子を見ましたがヒグマが現れそうにないので先を急ぎます。
『知床五湖』
湖には特別に名前がありません。
1湖、2湖と数えます。
高架木道は800mで約10億円。
大切に扱いたいですね。
周りには高圧電流を流していて、ヒグマが触ると"痛い"と感じる程度の電流の強さのようです。
そりゃ、感電死するほどの強さだったら大変ですから(笑)
羅臼岳が見えます。
自由に行けるのは1湖のみです。
他の湖に行くときはキチンとレクチャーを受けなければいけません。
白樺の道路。
気持ちいい!
イワウベツガワの橋まで来たら皆んなが騒いでいます。
聞くとヒグマが出たらしいのです。
カメラを持って車を出るとそこには野生のヒグマの姿が。
これはラッキーでしたが。
『知床峠』
ここに来ると『エサやりがクマを殺す』という話を思い出します。
観光バスのツアーさんが話してくれた『ソーセージの悲しい最後』という話です。
1997年の秋。
母親クマから独立したばかりのメスグマは観光バスの通る道に出ました。
その観光バスのお客さんがあげた1本のソーセージ。
本来は人や車を恐れるクマが、人や車がエサを与えてくれる対象に変わったのです。
翌春、市街地まで現れるようになったクマ。
クマに悪気はありません。
エサを与えた人間が悪いのです。
警戒をする警察。
子供達の登校時間が迫ってきました。
放たれたライフル弾。
知床の森に生まれ知床の土に還るはずだった命。
1本のソーセージによってその人生は狂ったのです。
何気ない気持ちて与えたエサが、失われなくて良かった命を奪うことになることを知ってほしいと思います。
13時20分。
熊の湯温泉へ!
ここは男は露天風呂
女性は周りを囲まれているのですが男性は道から木陰越しにチラチラ見えています。
お湯の温度が熱いのが特徴。
ここは漁師さんが管理しているために勝手にお湯を入れてお湯の温度を下げたりせずに一言断りを入れた方が良いですよ、と道の駅のお姉さんが教えてくれました。
ラウス昆布で有名なラウスから見た国後(クナシリ)島。
本当に目と鼻の先に見えます。
これだけ近いと様々なことを考えさせられます。
ここから雨が降ってきました。
北海道に来て本格的な雨です。
さて羅臼から最後の観光。
別海町にある『三匹の子ブタの家』に向かいます。
なんやそれ?
と思いますよね。
私もそう思いました(笑)
インスタから火が付いた場所です。
当然ナビには出てきません。
でもなんとなく上手いネーミングだと思いませんか?
見たくなりませんか?
雨の降る中、向かいました。
うーん、なるほど。
これが『三匹の子ブタの家』ですか。
もし『団子3兄弟の家』だったらどうでしょう?
それでもやっぱり来たくなる?
私もです(^^)
今日は遡上するマスも見れたし、オホーツクサケの釣れる瞬間も見れましたし釣り人とも話せました。そしてなんといっても野生のヒグマと遭遇しました。
朝からヒグマを待っていた人のことを考えればこれは本当にラッキーでした。
今日も濃い1日でした。
今日の車中泊場所である根室半島へと向かいます。