田中角栄前首相の功績ばかりが取りざたされている1972年の日中国交正常化ですが、それまでの、石橋湛山(首相経験者、政治家、ジャーナリスト)のおぜん立てがあってこその成功だと思います。 さて、昨日のBSフジのニュース番組内、櫻井よしこ氏のご発言は、まさに正鵠を射ておりました。 「 北朝鮮、ならびに、朝鮮半島をめぐる現在の状況下で、マスコミは日本だけが蚊帳の外にならないように、などと報道しておりますが、 北朝鮮が柔和政策をとらざるを得なくなった原因は、長期間にわたる経済政策が効いているからであります。 それをトランプ大統領に強く進言してきたのは、他でもない、安倍首相なのです 」 陰の功労者にスポットを当てると、歴史、現代、を冷静に俯瞰できると思います。 現在の朝鮮半島情勢は、日清戦争前夜の状況に酷似している、と櫻井氏もお話されておりましたが、ひとつ付け加えさせていただくなら、日露戦争前夜の状況にも似ている気がします。