昨晩、何気なく本棚から「 to the Bar 」を取り出してみました。 男は行きつけのバーを一つ、二つ、持つべきだ、などと誰が言ったのかは忘れましたが、もう何年も、カウンター越しのバーテンダーさんに自身を温められておりません。 これも、誰から聞いたのか、どこで読んだのか忘れましたが、自殺を考えている人間が最期に選ぶのが、バーテンダーさんだとか。 バーテンダーの、テンダーは、まさに優しさ、の意味そのものですね。 少々、バーの見方を変えまして、カウンターの前に広がる酒棚、それを飾る多様なラベルを貼った酒ビンがあります。 くしくも、世界地図を描き出すように整然と肩を並べあっておりますが、それぞれに、歴史があり、個性があります。 それらが、淡々と共存しており、まさに世界史の歩みを確認できるようで、好奇心を掻き立てられます。
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