食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

ザ・プロファイラー「ゾルゲ」

2019-02-22 06:53:23 | 日記

歴史好き歯医者のひとり言  ~   昨日のBSNHK「 ザ・プロファイラー 」は、ゾルゲの特集でした。( 番組途中、北海道地震の速報に代わりましたが、大事に至らずよかったです)  我が国を舞台に展開された、世界史レベルのスパイ事件。「 ゾルゲ事件 」の首謀者。 2・26事件、阿部定事件、と暗い世相、軍靴の音が大きくなっていた1930年代、日本の同盟国ドイツ人になりすまし、母国ソ連に、我が国の最高機密を流出しておりました。 日本が北上してソ連と戦うのか、南下して、アメリカ・ イギリスと戦うのか? もし、北上することになれば、日独防共協定で、ソ連はドイツと日本とに挟み撃ちされる可能性がありました。 国家の存亡をかけてのスパイ活動に似つかわしくなく、銀座で美女をはべらして、帝都東京をどでかいオートバイで走り回っていたゾルゲ。 (いや~ それが、真のスパイなのでしょう~ )  ゾルゲとペアで語られるのが、尾崎秀実。 近衛文麿内閣の中枢にいながら、ゾルゲに我が国の国家機密を提供していたという驚くべき事実。 つくづく歴史って面白いなあ~人間って面白いなあ~ と感じます。 結果、ゾルゲと尾崎秀実は、暴かれて、ロシア革命記念日に死刑となります。 以前、FBにもアップしましたが、死刑場は、現在、サンシャイン60の下、東池袋中央公園に変わりました。 ゾルゲ事件を知るには、篠田正浩監督の「スパイ・ゾルゲ」が最高です。 本当に面白いです!!  ちなみに、かなり古いですが黒澤明監督の映画「わが青春に悔いなし」は、ゾルゲ事件と滝川事件をモデルにつくられているはずです。  母国、ロシアで、ゾルゲは毀誉褒貶の激しい人物でしたが、現在は、英雄として崇められており、 駐日ロシア大使は、ゾルゲのお墓に手を合わせることが慣例になっているようです。  


最新の画像もっと見る

コメントを投稿