エルブジ

　スペインの海岸沿い


　長らく、世界一の称号を固守している片田舎のレストラン


　当然ながら、世界一予約のとりづらいレストランとしても有名



　エルブジの営業は、春から秋にかけての半年間だけ



　料理研究に費やす為、残りの半年は休業する



　メニュー決めは料理人を始めとして、科学者、歴史家等が、百家争鳴し、立案から完成へと導いていく。



　我が国にも、かつて純粋に日本料理を追及し、もてなす場が存在していた。



　　　　北大路魯山人の 「星ヶ岡茶寮」



　世界に56軒のみのミシュラン3星店のうち、はからずも東京に8軒が顕在する我が国の食産業を尻目に、エルブジを世界一と査定しているロンドンのレストランマガジン発行 「世界のレストランベスト50」 においては、日本の店は一軒もエントリーされていない。



　　ただ、悲観するには及ばない。



　査定国がイギリスである。　　「フィッシュ・アンド・チップス」しか料理文化を持たない感性の選評である。



　哲学の国、の感受性を信じればよいのだ。




　　　　エルブジは遠くにありて想うもの　　　、、、、、、、　か