食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

山下奉文

2010-07-16 06:50:48 | 日記
 狭量の東条に代表されるように、陸軍は悪玉、海軍はスマートな善玉、というイメージが定着している。


 そんな中、山下奉文の度量は陸軍内において、一にも二にも無く突出している。


 「 マレーの虎 」が闊歩しているためか、やや単細胞的な猛将の印象を受けてしまうが、実像は180度異なるヒューマニストであった。


 開戦に反対した現実主義者であり、戦中は、一貫して敵に敬意を払い、人命を重んじた。


 ルソン島で山下に敗れ、部下を見捨てて命からがら脱出するという痴態をさらけだしたマッカーサーの私怨により、最後、絞首刑に処せられるのであるが、、、、


 実際、イギリス、アメリカの将校達から、死刑差し止めの請願書が出されており、拘置所においては、山下にサインを求める看守も多かったそうだ。


 彼自身は、民間人をいち早く脱出させた人道主義者でありながら、中堅将校が独断で行った残虐行為の濡れ衣を着せられ、結果、それが判決の主要因となる。


 絞首刑判決を受けて、、、、


 「 私は知らなかった。しかし、私に責任がないとは言わない 」と、司令官としての責任を認めたという。


  我々は、、、、、


  散り際に放たれる一言で、いやが上にも、その人を推し量る術を持たされてしまう。


   管首相の、、、、


  「 小沢さんにも謝りたい、相談したい 」 は格好が悪すぎた。。。。。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿