食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

祝日朝の雑感

2022-08-11 06:41:32 | 日記
祝日朝の雑感 ~ 今では当然であるが、がんの告知について考える。告知は患者に、自分が生き抜いてきた道を、歴史を、振り返る機会を与えてくれる。それは決して後ろ向きのことではない。自分が何をしてきたかを振り返ることは、自分が生きてきたあかしを探し求める旅でもあるからだ。 人間は何故生まれ、どうして死ぬのだろうか、おそらくどんな人間であれ、その人が社会に、もしくは他人に、どんな小さなことであれ何かを貢献するために存在していたのだと思う。 つまり、この小さな地球上に、必ず生の爪痕を残すために存在していたのだと思う。幼くして、若くして亡くなられた方も、その死の存在はやがて周囲の人間の生を輝かせ、未来の地球に帰依させる。 常々思うのだが、生と死は対極にあるのではなく、生老病死はすべて自然に連なっている。 さらに沈思すると、それは宇宙の摂理の中で、我々人間を含めた「存在の総体」(物質だけでなく、それを取り巻く空間や時間を含めた総体)として、生々流転を繰り返し続けているような気がする。 現実に目をやると、病や死を悪いのもとして捉える西洋的二元論が、今日に至る医療進化の原動力になったことは、揺るぎない事実だ。それに付随し、死を敗北と捉えることで、死への恐怖、絶望感に、社会が包摂されていることもまた然りである。 仏教が諭すところの「生死一如」という考えも医療の現場には必要ではなかろうか? これを、勝手に東洋的一元論と呼ばせてもらうが、実は、現代最新物理学が証明するところの量子力学の展開は、この一元論的思考を軸にせざるを得ないと言う。 つまり、物質と精神、生と死、など、対極として扱われている概念を、統一させなければ論の展開ができないのだ。 これ以上書くと、大川隆法総裁先生の説法、マザコンの現実逃避、としか思われないのが関の山。 最後に、「意識は宇宙であり、宇宙は量子であり、量子は意識である」ことだけしたため、お開きに。 暑い一日が始まる。

益田岩船

2022-08-09 05:54:52 | 日記
先日、BS – NHKをつけると益田岩船が映っていた。 益田岩船~~ 飛鳥時代に造られた、奈良県にある石造物。何のために造られたのか、謎の多い遺跡物。 この文章の最後に、以前から抱いていた僕の推理を書く。我ながら鳥肌が立つ。 松本清張の小説「火の路」にも登場するが、この益田岩船が古代ペルシアの宗教であるゾロアスター教徒の拝火台ではないか?という説を唱える方がいる。実はその根拠を最後に書くが、僕もそれを信じておる。 ペルシア人が飛鳥京を訪れ、ゾロアスター教を伝えた、斉明天皇はゾロアスター教の信者、と一見、途方もなく思えるが、かなり信ぴょう性がある。 京都祇園祭りの山車、相撲の「はっけよいのこった」などを出すまでもなく、古の日本は、古代ペルシア、イスラエルと深く結びつきがあった。 お盆が目の前だが、、お盆でのお線香で迎え火、送り火、この習慣はゾロアスター教からきていると言われている。 ゾロアスター教を簡単に説明すると、この世は善と悪の二つからできており、せめぎあいの結果、最後は善が勝利するという宗教観。善を代表する神様の名前はアフラマズダ。 マツダ自動車って会社があるが、~ 創業者は松田さん。何故か、ロゴマークが「 matsuda 」ではなく、「 mazda 」になっている。どうして真ん中が z なのかというとアフラマズダからとっているそうだ。松田社長はゾロアスター教の信者だったのだろう。 そして、僕の推理~~ 益田岩船の、益田(ますだ)、遺跡がある奈良県の地名とは無関係。ますだ = マズダ、と考えれば、おのずと答えはでているように思えるのだが。 今日は激忙~ 午前中、母親、父親のことで諸々の手続き、午後は都内に出向き、最後に日大歯学部で云々の打ち合わせをして終わり。 暑さ寒さも彼岸まで、もう少しの辛抱。

「第3回 口を大きく考えるシンポジウム」

2022-08-08 05:08:07 | 日記
おかげさまを持ちまして、多数のご参加予定、感謝の念に堪えません。 東京ビッグサイト、懇親会の新橋ガード下お店に、明日火曜日(8月9日)の夕方、とりあえずの人数見積もり報告・打ち合わせに参ります。 参加の可否がはっきりされていない方、これからご参加いただける方、申し訳ございませんが明日火曜の昼までに一報いただけますと助かります。 なお、個別にお返事の期間を約束いただいている方におかれましてはその限りではございません。 引き続きよろしくお願いいたします。

フォレストガンプ

2022-08-06 05:45:20 | 日記
昨晩のBS- NHK 「アメリカのサブカルチャー」に映画フォレストガンプが登場していた。 番組タイトルはサブカルチャーだが、常に内容は現代アメリカの中軸を歩く歴史である。 映画「フォレストガンプ」の背景は1950年代からの30年間。公民権運動、ベトナム戦争、ウオーターゲート事件と続くアメリカ激動の時代。 折々の風俗や文化が当時のヒット曲にのせて描かれ、時代の空気ばかりでなく、強烈な匂いまでを感じさせる。 視覚と嗅覚が混然一体化した映像美だ。 そうしたなかで、クラシックな雰囲気をたたえた絵のように美しい街サバンナの公園で、語り続けるガンプの姿へと映像が切り替わるたび、アメリカの古き良き伝統へ瞬時に回帰できる。 南北戦争でサバンナを攻略したシャーマン将軍が、「リンカーンへのクリスマスプレゼントにふさわしい」と称えた純粋で素朴な街。 サバン症候群で純粋無垢のまま生きたガンプの故郷に相応しい。 もちろん、ガンプはトムハンクス以外には考えられないし、トムハンクス= ガンプ、で間違いないだろう。