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テレビっ子のひとり突っ込み

『幸せのレシピ~愛言葉はメンドロントット』あらすじ・感想(ネタバレ注意)

2021-06-29 23:58:51 | 韓国ドラマ
              
2015年|韓国

◆おススメ度
★★★★☆

◆キャスト
ペク・ゴヌ(レストランメンドロントットのオーナーシェフ):ユ・ヨンソク
イ・ジョンジュ(物語のヒロイン、メンドロントットの経営者となる)カン・ソラ
モク・ジウォン(ゴヌの初恋相手):ソ・イアン
ソン・ジョングン(ゴヌの異父兄):イ・ソンジェ
ファン・ウク(メンドロントットがあるソラン村の村長):キム・ソンオ
チョン・プンサン(メンドロントットの店員):ジニョン
キム・へシル(海女会会長):キム・ヒジョン


◆感想・あらすじ(ネタバレ注意)

最近見終わったドラマ。
「雲が描いた月明かり」で一気に好きになっちゃったジニョンが出てる作品。
でも、ジニョンは登場人物として7番手から10番手くらいで、ストーリーにほぼ絡んでこないのでやや消化不良気味。
主人公二人にとって隠し味的な存在でずっとそばに居はするんだけど、あんまりスポットが当たらないんだよねー。

でも、全体的にストーリーとしては、そこまで進行にイライラしないし、ヒロインを邪魔する女も、定番の性格の悪いやな女ではあるんだけど、
主人公がちゃんと本性を分かってて軽くあしらっていたりするのがときどきストレス解消になったりもして、割と楽しく見れました。
多少、登場人物の設定が甘いような気もするけど、もうそこは目を瞑って、ゴヌとジョンジュのラブストーリーとしてだけ楽しむのがコツです。


ざっくりあらすじいきます。

ペク・ゴヌは、それぞれ父親の違う4人の兄妹を持つお金持ちの末っ子。
19歳の誕生日に、母親の最初の夫が遺したと言う済州島のリゾートで家族と過ごしていると、そこに双子の妹を名乗るイ・ジョンジュが訪ねて来る。

プールサイドで一人ワインを楽しむ母親に、思いつめた顔で近づくイ・ジョンジュを不審に思ったゴヌは、母親に声をかける寸前のジョンジュの腕を掴み、
人のいない場所に連れていき、問い詰める。

すると、思いがけずゴヌは、自分はゴヌの双子の妹だと主張される。ジョンジュは、ゴヌと誕生日が同じであること、背が高く、爪を噛むクセがある
ことなど共通点を並べ立て、自分の父親とゴヌの母親が二人で映っている古い写真を見せる。

それなら科学的に証明しようとゴヌはジョンジュを連れて母親の部屋に行くが、母親のヘアブラシから髪の毛を採取しているところで、母親と姉が部屋に
戻ってきてしまったため、とっさにジョンジュと二人で隠れる。二人が身を潜めていると、テーブルに置き忘れたジョンジュの父とゴヌの母親が映る写真を
姉のヒラが目ざとく見つけ、母親に一緒に映る男のことをしつこく聞くが、「知らない。初めて見る人だ。」と一蹴されてしまう。

それを聞いたジョンジュは、失意のもとリゾートを後にするが、ジョンジュに同情するゴヌは、ジョンジュに誕生日のケーキと自分がプレゼントにもらった
色が気に入らないという腕時計をジョンジュに渡し、「次に会ったときは俺が一目ぼれするくらいいい女になっていろ」とイケメンな言葉をかけ二人は別れる。


そして10年後。
ゴヌは兄の経営するリゾートのある済州島の外れで、「メンドロントット」というレストランを構え、自由気ままにシェフをやって暮らしていた。

一方、ソウルで下着会社に勤めるジョンジュは、働いて必死に貯めたお金でマンションを買う計画を立てていた。
仕事で忙しいジョンジュは、前もって目を付けていたマンションの下見と契約を弟に委託するが、弟はこっそりとジョンジュの親友と済州島でカフェをやる
計画を立て、ジョンジュのお金で済州島のボロ家を購入する契約をしてしまう。

弟にサギられたことを知ったジョンジュは、弟を捕まえるために済州島にやってくるが、そこで10年前の初恋の王子様、ゴヌと再会する。

ジョンジュに気付いて素直に喜ぶゴヌは、「お前は約束を守った。いい女になったよ。」と声をかけ、ジョンジュを動揺させる。

(ここから二人の恋の物語がゆっくりとスタートしていくのですが・・・)
                    
ジョンジュには、イライラしたり、ストレスを感じた時に、ミントタブレットを口にするという習慣があった。
ジョンジュは、済州島の空港のトイレで、いつものようにミントタブレットを口に放り込もうとするが、ミントタブレットの紙箱が壊れ、横にいた老婆が
置いていった、空になった鎮痛剤のプラ容器に残りのタブレットを詰め替えてしまったことで事件が発生する・・・。

ジョンジュは、済州島で弟を探す途中、日本にいるはずの恋人が別の女と新婚旅行に来ているところに鉢合わせしてしまう。
恋人に捨てられたことを知り、ショックで落ち込んでいると、長期休暇に怒った上司から連絡があり、解雇を通達されてしまう。
(そんな場面にまたゴヌが登場。)

仕事を失ったジョンジュは、荷物をまとめてソウルを後にし、弟の買ったボロ家を修理し、カフェを始めようと決意し再び済州島にやってくる。

ジョンジュが車に忘れていった鎮痛剤容器を見て、ジョンジュを末期がんと思い込んでしまうゴヌは、ジョンジュを何かと気にかけ、優しくする。
そんなイケメンゴヌに、どんどん惹かれていってしまうジョンジュ。

しかし、ゴヌが済州島でレストランを始めたきっかけは、19歳の誕生日に済州島で出会った初恋の相手、ジウォンのためだった。

金持ちの男と結婚することしか考えていないジウォンは、ニューヨークでの結婚が破談となり、韓国へと帰国。
そして、ゴヌの兄であるソン社長を次のターゲットに定め、ソン社長の経営するリゾート会社に就職し、済州島の新館オープンの仕事をするために、
済州島にやってくる。

ゴヌの気持ちを知りながらも、母親の私生児であるゴヌを下に見ながらゴヌを都合のいい男として扱うジウォンだが、ジョンジュと仲良くするゴヌの姿を
見て、少しずつ気持ちが変化していく。

ゴヌの天然たらしっぷりにどっぷりハマってどんどんゴヌを好きになってしまうジョンジュは、一方で、若い女子に免疫のない村長の心を知らず知らず
虜にしていく。

ジョンジュに告白されてなおもジウォンを追いかけていたはずだったゴヌだったが、村長と公認の仲のように噂され、村長と仲良くしているジョンジュを
見て不機嫌になっていく。

長く独身の村長を村を上げて応援する住民たち。
不動産屋から刺身店のオーナー、海女会の役員など幅広くソラン村の事業を手掛けるコン・ジョンペは、率先して村長とジョンジュを結婚させよう作戦を
進めていくが、ある時、昔世話になったチン社長の息子がゴヌだということを知ったことがきっかけで、ゴヌとゴヌの父親、母親と兄、兄とようやく結ばれた
海女会会長のへシルたちの関係が紐解かれていく。

自分の父親が何者か知ったゴヌが出した結論と、ジョンジュとの未来はどうなるのか・・・。




とにかく主人公のペク・ゴヌのイケメンキャラっぷりがすごい!ジウォンを一途に想っているって設定だったのに、最終的にジウォンを自分の虜にさせた挙句、
思いっきり振る、っていう・・・。結局、ジウォンを一途に想ってるストイックさを自分への課題としてたってことなのかな。なんだかんだ振り回されてる
ようで、自分が主導権を握って振り回してる感じだったのがちょっと爽快。

ヒロインのジョンジュに対するさらりとした優しさもすごい。そして、それを素でやってる感じが嫌味に感じないオソロシイ男だった。
こんなこと言われたら、もう好きになっちゃうでしょ、っていうシーンが盛りだくさんだったんだけど・・・どうもユ・ヨンソクが土田に見えて仕方ない・・・。
(なんか若くて痩せて顔が小さくなった土田晃之って感じで・・・。)
  

今回ばっかりは、ドラマの中でいくらイケメンと主張してもてはやされても、残念ながらイケメンには見えてこなかった。
どー考えても、隣にいるジニョンの方がイケメンでしょ、って。

ただ、見ててユ・ヨンソクへの好感度は上がっていく感じで、昔の草彅剛的な感じとでもいいますか、優し気な雰囲気のせいなのかなー。

悪女役として登場するジウォン。イラついてる顔が誰かに似てるなーって思ってたら、若い頃の池脇千鶴だった。
(はー、やっと分かってスッキリー。)


ジョンジュが弟を探しに済州島にやってきた一番初めに、"easy go CAFE"っていうところで、そのカフェの店主っぽいそして弟と共通の割と親しい
知り合いっぽい人に会ってるんだけど、その後この人が全く登場しない。同じ済州島に住んでるんだから、会わないの不自然じゃない?
どうしてもソ・ジソプを特別出演させたかったんだろうけども。
ジョンジュの元カレもそういう系の特別出演枠?

そして、ジニョン。薬学部中退らしいけど、なぜここでゴヌの道楽レストランを手伝っているのかが謎。収入どうなってんのかとか、毎日どこに
帰っているのかも出てこない。

ジョンジュの父親が生きているのかとか、弟のジョンミンの母親は?とかもよく分からないし、ゴヌにはもう二人兄と姉(?)がいるはずだけど、その
2人も出てこない。叔父さんの後継者がゴヌしかいない、って言ってるのは母親の弟なのかな?
結局父親の事件の真相とか、社長と呼ばれているゴヌの父親が今何をやってるのかとかもちょっとぼやっとしたまま終わった気がするけど気のせい?

まー、でも、全体的に財閥が出てくる韓国ドラマにありがちな、家族間のキツイ確執とかもなく、(姉のヒラが若干財閥ドラマの定型な気はあるけど、
ヒラにそこまでの発言力と影響力がないのがちょっと微笑ましい。)話の舞台が済州島っていう、韓国にとっては日本の沖縄みたいな(?)リゾート地が
舞台なせいか、全体的に軽い感じで見れるドラマでした。設定の作りこみがどっかしら甘い感じなのも、リゾート気分で、まぁまぁ細かいとこは気に
しないで、っていうノリなのかも。
                  
ちょっとびっくりだったのが、ゴヌの兄が経営するリゾートホテル、実際に済州島にあるトスカーナホテルってとこがロケ地で、元東方神起、元(?)JYJ
のジュンスが建てたホテルだったらしい。現在はジュンス入隊前に売却されて、持ち主は変わっているらしいんだけども。

ユチョンは出所後、タイでデビューしてたり、微妙なユーチューバーになってるっぽいし、ジェジュンはHYDE繋がりでHYDEサイドを通じてお知らせが
来たりするのでなんとなく活動状況知ってるけど、ジュンスって今何やってるんだろうって思ってたら、けっこうJYJ全盛期時代に稼いで、投資とか
やったりして、なかなか勝ち組な生活してるんだねー。(自分は顔では売れないって早々に自覚して、色々頑張ったんだろうか。)




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