2010年 韓国
◆おススメ度
★★★★☆
(4.5くらい?)
◆キャスト
イ・ソンジュン:ユチョン
キム・ユニ:パク・ミニョン
ク・ヨンハ:ソン・ジュンギ
ムン・ジェシン:ユ・アイン
アン・ネサン
キム・ミギョン
◆感想・概要
かなーり前に観たやつで、かつこれもかなり有名なドラマなので今更って感じではありますが、ちょっとパク・ミニョン作品の紹介
が続いていたので、まずはこれって感じで書いときます。
ほんと有名なドラマなので、ざっくりな説明だけ。
女人禁制の李氏朝鮮時代の最高学府「成均館(ソンギュンガン)」に、男装したヒロインが性別を偽って入学し、男装がバレそうに
なる危機を乗り越えながらも学園の問題から端を発して果ては国の問題(王の悩み?)を仲間とともに解決していくストーリー。
その中で、ヒロインが男であると疑わない男主人公の男であるはずのヒロインへ芽生えた恋心と葛藤する様や、早々にヒロインが
女であることに気づいた数人の仲間たちの気づかいと友情とかを描いた、愛と青春と正義のために立ち向かう青年たちの成長も
描かれて盛りだくさんなお話。
もちろん、階級や派閥なんかが元になるイジメや差別、嫌がらせみたいなのもありつつ、そんな中でみんな劣等感なんかとも戦い
つつ、自分を守り平穏に暮らすか、正義を貫いて危険も冒すか葛藤しながらちょっとずつ成長していきます。
このドラマを見ようと思ったきっかけですが、最初は単純に韓国時代劇ドラマおすすめで検索してヒットした中の一つ、ではあった
んだけど、なんかタイトルの"トキメキ☆"ってところも、男装ヒロインってところもちゃんとした時代劇みたいと思ってた当時の
私にとってはちょっと敬遠要素で見る気がしなかった。
けど、同じ男装ヒロインものの「雲が描いた月明り」が思いのほかめっちゃ面白かったのと、キャストにいたソン・ジュンギの
存在が興味を惹かれた。
すでに当時有名になってて人気だったイ・ジュンギがいたのに、彼はなぜ同じ「ジュンギ」って名前つけたのかなーって。
村上春樹がデビュー当時、本名でデビューしようとしたら、村上って言ったら当時はもう村上龍が有名で、春樹と言ったら角川
春樹だったため、いろんなとこからその名前やめろって言われたらしいけど、結果、二人に負けず劣らずの有名大物作家になって
るし・・・っていうそんなエピソードも思い出してソン・ジュンギの代表作見てみようって思ったのもきっかけでした。
彼は、けっこう冒頭で登場するんですが、一目見て「あ、ヒロインはこの人だな」って思っちゃいました。それくらいおキレイな
顔された方です。
まー、結果さらに興味を惹かれて勢いで「太陽の末裔」まで観ちゃって好きにっちゃいますが。
このドラマねー、韓国ドラマ初心者の時にタイトルと男装ヒロインっていう設定から、けっこうライトなラブコメだと思って見始めた
のに、"トキメキ☆"ってタイトルにそぐわず、けっこう重くてシリアスな展開がたくさんあって見ごたえのある作品でした。
なんか、あんまりいいタイトルじゃない気がするんだけども・・・。
韓国でのドラマの原題はフツウに「ソンギュンガンスキャンダル」で、原作小説は「成均館儒生たちの日々」らしい。だろうね。
中国でも「トキメキ☆雲上(ユンシャン)学堂スキャンダル~漂亮書生~」でリメイクされてます。(「若曦」の主演2人が出てる
「トキメキ!弘文学院」もリメイクかと思ってたけど全く違うドラマみたいです。邦題のつけ方、紛らわしい。。)
なんか中国ではこれ以外にも男装して女人禁制の学校に入って色々繰り広げる系のドラマがたくさんできてるって印象です。
このドラマが男装ヒロインものの原点なんじゃないかなーって勝手に思ってます。(それ以前にもいくつかあるみたいですが。)
それから、主人公たちと対立する勢力側のボスとして、ハ・ジウォンの弟チョン・テスが出演してます。このドラマ観た後に
気になって調べてみたら、私がドラマ見終わった時期のちょっと前に訃報出てました・・・。その先の活躍を期待していただけに
残念です。(韓国芸能界ってなんでこんなに自殺する人多いんだろ・・・。)
あとですねー、主演のユチョンです。
K-POPってものに疎い私ですが、さすがに東方神起は知ってます。5人そろってた全盛期の頃は韓国のSMAPとか言われて日本の
バラエティーにもよく出てたし。(最近もジェジュンだけはけっこう見かけるけど。)
正直、そのころはユチョンはどっちかっていうと東方神起の中ではブサメンな方だなと思ってましたが(パーマっぽい髪型も
あんまり好きじゃなかったし)このドラマ見て180°印象が変わりました。
ドラマに最初に登場した時も、全然いいと思わなかったんだけど、話が進むにつれて不思議とイケメンに見えてきちゃう。
ほんと、雰囲気イケメンです。
ユチョン、このドラマでけっこう好きになりました。でも、ユチョンについて軽くでも語ろうとするとキリがなさげなので
ここでは止めておきます。(やらかしちゃってる歴史がすごすぎて・・・。直近では弟が話題になってるみたいですが。
あ、もちろん悪い意味で。)
このドラマ見てると、日本のドラマでいう、「MIU404」の感電とか「アンナチュラル」のLemonみたいに、めっちゃいい感じで
JYJが歌う「見つけた(チェジャッタ)」って曲が流れてきて耳にこびりついて離れなくなっちゃいます。結果CDまで買っちゃい
ました。韓国語分からないにも関わらず、耳コピで歌えるようになっちゃった唯一の曲です。
とにかく、主演メンバーみんな愛着が出てきちゃって、途中、もうヒロインが誰とくっついてもいいかなっていう気持ちにも
なっちゃうなかなかいいドラマでした。
ラストのおまけみたいなシーンで、子作りの方法について真剣に調べてうまくいかないっていうシーン、けっこう好きです。
韓国って2002年の日韓ワールドカップが決まるくらいまで全く意識してない国でした。
でも、その辺から「ワールドカップ一緒にやるんだから」ってことで日本が韓国を知るための特集組んだり、
そっから「冬ソナ」とか第一次韓ドラブームが始まったりK-popアーティストの先駆けのBoAとかが日本で人気になったりしてました。
けど、もともと日本が単独開催国になるはずだったワールドカップを"単独開催"っていう規定まで返させてゴリ押しで二ヵ国共同開催にしたり、
日韓じゃなく韓日に名前を変えろって言って実際に名前を変えさせたり、
(日韓ワールドカップも、色々語りだしたらキリがないですけども。)
日本人にとっては「えっ!?」って思うことがたくさんあって、このことがきっかけで韓国に興味を持ったと同時に嫌韓になった気がします・・・。
韓国のことは、新聞で読む知識しかなくて、
それ以上の社会状況とか知らないので、
返信でいただいた知識は興味深かったです。
ありがとうございました😊
>(実は韓国のヒステリックな対日感情が好きでないので、
>韓国エンタメは一切応援してないし、見てないんです)
うーん、奥が深いんですかねー。作品にもよりますかねー。
私も韓国は嫌いです。
けど、韓国も中国もドラマをパッケージ化して海外に売るっていうことを前提として制作していて、
視聴率に左右されずに目的を完遂できるよう映画みたいに全話撮影し終わって完成させてから
放送したり、色々工夫しているところは日本も見習わなきゃいけないんじゃないかなーって思います。
韓国も中国も、俳優さんたちはそういう系の専門の大学で学んでいる人たちが多いですし、
おそらく技術系スタッフさんたちもそうなんだろうなと。
そういう点ではだいぶ日本は遅れてる気がします。
>トップアイドルグループのBTSが、疲れた、とか・・。
早めにそう言った声を上げてお休みするなり、方向転換しようって自分たちで言えたのは良かったんじゃないかなって思います。
日本でも、売れっ子アイドルは昔っから睡眠時間が毎日2時間だとか、
最近はジャニーズの子でもストレスからくる体調不良を理由にお休みしたりする子が増えてますし。
でも、韓国はほんとに最初に奴隷契約のような契約を結ばされるのも少なくなくて
よく訴訟が起きてはいますよね。
>他の国の兵役でここまで社会問題になるの、
>聞いたことがないのですが、単に日本に伝わらないだけでしょうか?
どうなんですかね?
韓国は人口少ないのと、隣の国と停戦中でまだ戦争が終わったわけではないっていうので
成人男子全員に兵役を義務付けているからかもですね。(これが他の国ではあまり見られない制度かなと。)
>韓国を覆う、恨の感情が晴れることを願います。
ほんとですね。
このことについては、また別の機会に書きたいと思ってます。
(ほんと、韓国の反日行為について文句を言いだしたらきりがないくらい語れます。)
記事、面白かったです〜。
説明の最初読んで、日本の乙女ゲーム🌸みたいなお話だな?と、
ふふふ、と思わず笑ってしまった😊のですが、
実はシリアス・・?😳
韓国ドラマ界、意外と奥深いですね。
(実は韓国のヒステリックな対日感情が好きでないので、
韓国エンタメは一切応援してないし、見てないんです)
これからも自分では作品は直接観ないと思いますが、
ちょっとだけ見方が変わりました。
韓国の芸能人は自殺が多いのですか・・。😣
そういえば(misoさんはご存知でしょうが)
トップアイドルグループのBTSが、疲れた、とか・・。
兵役があるから、稼げる時に稼げと馬車馬のように働かされる、という話ですね。
でも日本は日本で、
自国のために戦うと答える人が激少ないらしいので、
それはそれで問題ですよね(今の世界情勢では)。
他の国の兵役でここまで社会問題になるの、
聞いたことがないのですが、単に日本に伝わらないだけでしょうか?
他国のこと言ってる場合ではないですが、
韓国を覆う、恨の感情が晴れることを願います。
それはともかく、乙女ゲーかと思ったら、意外にシリアス、
というお話作りの国民性が面白く感じました。
またの記事を楽しみにしてます😊