2020年 中国
◆おススメ度
★★★☆☆
◆キャスト
秦尚城:ユエン・ハオ
花溶:チャオ・ツァオイー
金逸文:イー・ボーチェン
張玄:ホアン・チェン・シュオ
銭大有:ユー・カイニン
陸婉婉:フー・チェンイエン
◆感想・概要紹介
なんか、見ていて飽きないドラマではあるんだけど、全体を通して改めて考えてみると、そんなに内容のないドラマだったなーと。。。
タイトルだけは、なんか悲恋系のラブストーリーっぽい感じなのに、中身は思いっきりけっこう予算あるから遊んじゃえ、って作ったのかなー?って思っちゃう
感じのラブコメです。
話の内容はそんなでもないんだけど、秦尚城役のユエン・ハオが見ていて飽きないって言うかねー。「もっともステキなこと」の時には、ライリーの1コ違いの
甥っていう役で、テレビ番組制作会社の社長役でもあったので、なんかオイリーなおじさんっていう目線で見ちゃってましたが、主演として改めて見ると
ちょっとイケメンに見えてくる。このドラマでかなり好感度上がりました。
「運命の桃花」にも出てたっていうんだけど、全く印象がないのでちょっと見返したら・・・
いたっ!!
確かに承妟役は彼でした。。
軽く内容紹介
◇◇
一応、主人公が海賊なだけに、海賊王の秦尚城が、養父の死を巡る謎とその際に奪われたとされる養父の形見の白玉と対になる白玉に隠された宝の地図を探す
っていうストーリーなんですが・・・
そっちかっていうとその宝を探す過程で巻き込まれる出来事がメインって感じの、まさにマンガのワンピースみたいな感じのストーリー。(サブストーリーが
ありすぎて、一体海賊として航海に出た当初の目的って何だっけ?ってタイトルみてようやく思い出す、って感じの。)
天楚国の将軍の娘花溶は、江湖の英雄“雲鶴(うんかく)大侠”に憧れるおてんば娘。雲鶴大侠に憧れるあまり、男装して自らを花花大侠を名乗って江湖で人助け
をしようとします。
(ちなみに、江湖って言葉、中国ドラマによく登場するんですが、最初はよく分かってなくて架空の国かそういう名前の湖かなとか思ってずっと流してましたが
「萌妃の寵愛絵巻」観たくらいにちゃんと調べてみたところ、"世間"とか、"世の中"くらいの意味でした。なので、このドラマの花溶にしてみたら箱入り娘の
"箱"の対義語みたいなものかと。)
たまたま知り合った老婆の話から借金のかたに妓楼に売られた娘を救おうと妓楼に忍び込んだ花溶は、そこで秦尚城が仇敵として追っている裴庸(はいよう)と
鉢合わせ。さらにそこに踏み込んだ秦尚城に、裴庸たちの仲間と疑われるも雲鶴大侠が書いた義侠マニュアル的な本に載ってたらしきお助けグッズみたいな
やつを使ってどうにか脱出。
しかし、その後乗り込んだ船が裴庸を追いかけてきた秦尚城たちに襲われ、花溶は海賊島に拉致されてしまいます。
海賊島に連れてこられた花溶は、花溶が女であることに早々に気付いた秦尚城に、すぐに音を上げるようわざと辛い試練を与えられますが、持ち前の機転で
秦尚城の手下たちを丸め込み、難を逃れます。
なんとか島から脱出を試みようとする花溶ですが、危ない目に遭ったところを秦尚城に助けられたり、秦尚城を陥れようとする副頭目の陳彪の策略を知り、
逆に秦尚城を助けたり。一緒に酒を酌み交わすうちに酔った花溶が秦尚城に迫って一夜を共にしたり、なんやかんやするうちにピュアな秦尚城は天然小悪魔
な花溶を好きになっちゃいます。
そんなこんなしているうちに、花溶が女であることが島中にバレてしまい、秦尚城は彼女の身を守るために彼女と結婚することに。
しかし、雲鶴大侠に憧れる花溶は、正義のヒーローとは真逆の人のものを奪い取って暮らす海賊なんかと結婚なんかしたくないと、結婚に同意したフリをして
脱出の計画を進めます。
そんなことは露知らず、花溶との結婚に浮かれる秦尚城。
結婚式当日。花溶に永遠の愛を誓い、何かあってもこの結婚が取り消せないよう、結婚証書を作成する秦尚城だったが、そこに"花栄"という偽の名前を書き
込んじゃう花溶です。
そしてその夜、結婚を祝う仲間たちと飲み明かし、幸せ気分で初夜を迎えようと花溶の元へ帰ろうとした秦尚城は、護衛たちが酔って眠りこけている様子を
見て花溶が逃げたことを察するのでした。
なんか、この辺がタイトルにもなっている「一夜の花嫁」っていう山場な感じで、タイトルからイメージするに、なんとなく悲恋のお話っぽい雰囲気漂う
ドラマだと思ってたんですが・・・
花溶が去り、酒浸りとなっちゃう秦尚城ですが、裴庸が海沿いの街に出没したとの情報を得て鄞城の街へと向かいます。そこで、またも謎の一団に襲われる
花溶に出くわし危ないところを助ける秦尚城。
このあたりから秦尚城の花溶への報復が始まるのかと思いきや、意外にもどこまで行っても惚れた弱みであの手この手で花溶の心を手に入れようと追いかけ
ちゃう秦尚城。
花溶も花溶で、嫌がって逃げながらもまんざらでもない様子。
まー、中国ドラマでうっかり一夜を共にした男女が結ばれないとか、よくよく考えたら有り得ないですよねー。
そうこうしているうちに、ある事件の真相を暴こうと花溶は一人謎の一団が潜んでいるという場所に出かけます。そこで、花溶はとうとう憧れの雲鶴大侠に
出会っちゃいます。
リアル雲鶴大侠に対面して、すっかり心を奪われてしまう花溶。それまでまんざらでもなかった秦尚城も、友好関係を築いていた金逸文も目に入らないと
いった様子。
雲鶴大侠への恋心が募っていく花溶はことあるごとに雲鶴大侠を呼び出したりして想いを伝えようとします。けれども、あることがきっかけで、雲鶴大侠
の正体が秦尚城だったということを知り・・・。
◇◇
そんな感じで、色々な事件に巻き込まれたり、解決しながらもラブコメ展開が続いていくっていうドラマです。
ちょっと書ききれませんでしたが、もっと悪の組織を探って黒幕を暴いて対峙したり、事件解決かと思いきやさらなる黒幕がいたりと、サスペンスアクション
も盛りだくさんな作品でもあります。
海賊な話だけあって、「パイレーツ・オブ・カリビアン」はもちろん、船が出てくると言えばもう擦り尽くされた「タイタニック」の有名シーンを再現して
みちゃったりとか。
結局最後に金逸文(イー・ボーチェン)といい感じになる相手が「旦那様はドナー」と一緒なんだけど。ひょっとしてこれも実は姉妹ドラマ?
張玄役のホアン・チェン・シュオも一緒だし。
物語前半に出てくる、花溶の幼馴染趙元明役やってる役者さん、「三千鴉の恋歌」で燕燕の兄役やってた人と同じかなと思ったんだけど、三千鴉では瞬殺で退場
しちゃうんで、あまり見比べできないで終わった。こっちのドラマでは、もうちょい出てる。まだ駆け出しの役者さんなのかな?
最終的に、結局何の話だったっけ?ってなっちゃうドラマではありますが、けっこう好評で続編の製作が決定してるらしいです。
続編、どんな感じになるんだろ。意外と楽しみです。タイトルはどうするんだろ?
このドラマ少し前に観ました。
これと同時期にタイトルに「花嫁」のつく
「将軍の花嫁」を観ましたが「一夜の花嫁」は
主人公の二人があまり好きになれなかったのと
最初から、奇を衒ったみたいな始まりで
ドタバタで中身があまり無かった感じで、、。
「将軍の花嫁」はタン・ミンの可愛さ(花小厨でも)とウー・シーザー(流星花園2018)のツンデレが素敵で
胸キュンでした。
一夜のは、男優さんユエン・ハオというのですね。
「もっともステキなこと」でもあまり好きになれなかったですね。
ライ・リーの変人ぶりなツンデレには
ちょっとハマりましたが(笑)
ヒロインが憧れる「雲鶴大侠」は
「花不棄(カフキ)」のチャン・ビンビンの役どころと
同じですね。
中国ドラマは内容が深い、観る価値ある歴史ものも多いですが
たまにこういったのもありますね〜。
せっかくご紹介下さっているのに難癖つけてすみません💦
コメありがとうございます☆
>主人公の二人があまり好きになれなかったのと
確かに、ヒロインが騒がしく、彼に好かれてるからと
好き勝手がすぎて、こんな子のどこがいいんだろうかって
疑問な感じでしたよね。
>「もっともステキなこと」でもあまり好きになれなかったですね。
ですね。最後まで、気を許していい相手なのかどうなのか
分からなかったのもありますが。
>ヒロインが憧れる「雲鶴大侠」は
>「花不棄(カフキ)」のチャン・ビンビンの役どころと
>同じですね。
なんか最後の宝の場所を見つけるとこも
なんとなくちょーっとだけ「花不棄(カフキ)」っぽいなと
思いました。
チャン・ビンビンの師匠役の人と裴庸(はいよう)も
同じ役者さんだったし。
>中国ドラマは内容が深い、観る価値ある歴史ものも多いですが
>たまにこういったのもありますね〜。
なんで続編が決定したのか良く分からないドラマですよねー。
ユエン・ハオの事務所の力が強いのかなーとか、勘繰っちゃいました。
終わってみると内容がないな、って感じのドラマでしたが、
そういうの含め、レビュー書くのが好きです(笑)
>せっかくご紹介下さっているのに難癖つけてすみません
難癖なんですか・・・?(笑)
同じドラマを見てる方がいるって分かるだけでも
なんか嬉しいです。ありがとうございます。