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テレビっ子のひとり突っ込み

『夢幻の桃花~三生三世枕上書~』感想・概要紹介③

2022-09-24 23:56:17 | 中国ドラマ
2018年 中国

◆おススメ度
★★★★☆

◆キャスト
白鳳九(はくほうきゅう):ディリラバ
東華帝君(とうかていくん):ガオ・ウェイグァン
姬蘅(きこう):リウ・ユエフェイ
燕魔君・燕池悟(えんちご):リウ・ルイリン
折顔(せつがん):バロン・チェン
蘇陌葉:ディラン・クォ
葉青緹(ようせいてい):シュー・シャオイン
重霖(ちょうりん)東華帝君の侍従:ファン・ジーシン
連宋(れんそう):リー・ドンホン
司命星君:ローレンス・ワン
白真:ホアン・ジュンジエ
玄魔君・聶初寅(じょうしょいん):ダイ・シャンユー
成玉(せいぎょく):(ユエン・ユーシュエン)
知鶴(ちかく):ワン・イーフェイ
赤魔君・煦暘(くよう):ジン・ザーハオ


◆感想・概要紹介

(前回②からの続きです。)

◇◇
修為(神仙系ドラマでよく出てくる魂の力的なやつ。神通力のもとになるようなもの?)を使い果たし気味で倒れた東華帝君。
その修為を取り戻すために、人間界へ修練に行くことに。

そを知った白鳳九は人間に転生した東華帝君(宋玄仁)の様子を見に行きますが、ダメだって言われてたのについつい戦場で
窮地に陥る宋玄仁(東華帝君)を助けちゃいます。

宋玄仁(東華帝君)が助かったのを見届けて姿を消す白鳳九ですが、宋玄仁は戦場で助けられた小九と名乗った兵士(白鳳九)を
自分の右腕である大将軍の葉青緹に探すよう命じます。しかし、兵士という兵士を片っ端から探してもみつかりません。(まー
ほんとの姿は神仙ですからね・・。)


そんな中白鳳九は、自分が宋玄仁(東華帝君)を戦場で助けたことによって、本来は瀕死の重傷を負った宋玄仁を助けた周夢溪と
いう名の女人に恋するハズだった運命が狂ってしまったということを知り、どうにかその東華帝君に課せられた情劫の相手、
周夢溪を探して東華帝君の情劫を成立させようとまたも人間界に来ちゃいます。



えっ!?これ、男装してたの?っていうのが後で判明する白鳳九の男装する姿。もう、男に見せようっていう気、なくない?


けれど、どこから探していいかも分からずとりあえず酒楼に行ってみると、ちょうどそこに承虞国の隣国である崇安国からの
公主(姫)の輿入りの一行が通りがかります。


実はこの公主、崖から(人間界へと)落ちて記憶を失ったところをたまたま見つけた聶初寅(じょうしょいん)に助けられ、聶初寅
のことを命の恩人だと思って疑わない姬蘅(きこう)だったりします。

東華帝君はその昔、魔尊である緲落(びょうらく)を封じるために鎖魂玉(っていう謎の石。魔石?とにかく力を倍増させるよう
な石)を使っていたが、色々あって砕け散ってしまう。しかし、鎖魂玉は時が経つと自然とまた集まって元の形に戻りその力も
再生されるというもの。聶初寅(じょうしょいん)はそれが人間界に落ち、現在は承虞国の秘宝として王家に祀られているという
噂を聞き、鎖魂玉を緲落(びょうらく)の復活に利用しようと人間界に探しに来たのだった。

そして、聶初寅は姬蘅(きこう)に楚苑(そえん)という名を与え、さらに崇安国の王に取り入り、自分を国師に、そして楚苑(姬蘅)
を王の養女とすることで公女として承虞国に輿入りさせ、承虞国の秘宝を探る役割をさせるよう仕向けたのでした。


そうやって、何も知らずに東華帝君(宋玄仁)に二度目の輿入りを果たす姬蘅(楚苑)。(あ、一度目は失踪したから正式には輿入れ
してないか。)
(てっきり、またこっから白鳳九が成り行きで宋玄仁の側室になって、王妃である楚苑(姬蘅)に対し、嫉妬したり悶々とする生活
が始まったりするのかなーとか思うんですが・・・。)


騒ぎを聞きつけ、群衆に混ざってその輿入れを見物する白鳳九。戦場で見かけた将軍(葉青緹)を見つけ、彼と友人になって王宮
に入れば周夢溪を探せるんじゃないかと考えます。

と、そこに宋玄仁と陰で敵対する義兄の宋元応が差し向けた刺客が一行を襲い、急襲を受ける葉将軍に声をかけて注意を促し、
葉将軍の恩人となった白鳳九は、思惑通り王宮に行き、王である宋玄仁とのお目通りが叶います。


※記憶を失っているので、白鳳九とすれ違っても気づかない姬蘅。

葉将軍も命じられていた小九(白鳳九)を探し出すことができ、宋玄仁も恩人に無事に会うことができ、小九(白鳳九)は戦での働き
の褒美として、王宮の侍衛をおねだりします。

こうして王宮に残り、葉青緹の友となり、彼の助けを借りて当初の目的であった王宮の宮女になったハズの周夢溪を探しますが、
すでに亡くなっていることが判明しちゃいます。

そんな中、葉青緹と夜お酒を飲み過ぎて酔っぱらい、一人フラフラ王宮内を歩いていた白鳳九は足元を這う蛇に驚き、同じく夜に
散歩をしていた宋玄仁の一行と鉢合わせし、思わず宋玄仁に抱き着いて一緒に池に落っこちちゃいます。



で、なぜか池に落ちた際に男装が解けた(違いはよく分かりませんが)白鳳九に、一目惚れしてしまう宋玄仁(東華帝君)。



王を池に突き落とした刺客を探す侍衛たちと、一目惚れした美女を探そうとする宋玄仁。

周夢溪の死を知り、宋玄仁(東華帝君)が自分を好きになってしまったことを知った白鳳九は、こうなったら白鳳九が周夢溪の代わ
りに宋玄仁(東華帝君)の情劫の相手になるしかないと司命星君に言われ、男装を解いて宋玄仁(東華帝君)の前に現れ自分があの夜
池に落ちた女子であり、小九として男の姿をしていたことをカミングアウトします。

これに、宋玄仁はもちろん、男であるはずなのになぜか小九(白鳳九)にときめいてしまうことに悩んでいた葉青緹も驚きます。

宋玄仁はすぐに白鳳九に九美人という位を与え、妃とし、それでなんだかもう8割方うまくいったような気になりますが、ここから、
宋玄仁(東華帝君)とともに、白鳳九と、さらには葉青緹にとっても愛の苦が始まっちゃいます。


東華帝君が好きでたまらず、宋玄仁の妃になり、東華帝君と同じ顔をした人間界の東華帝君、宋玄仁に愛の言葉を囁かれてついつい
幸せ気分に浸りそうになる白鳳九ですが、司命星君に「宋玄仁は実際には東華帝君ではないし、東華帝君の情劫のためにも決して
その愛を受け入れてはならない」と言われ、苦しむ白鳳九。

宋玄仁に何度素性を聞かれても答えることができないし、(実際家も両親も青丘っていう人間界ではないところにいる訳だし)愛の
契りを結ぶこともできないしで、好きな相手に応えることができない上に、相手を自分が苦しめているっていう罪悪感に悩まされ
ます。

宋玄仁も、なぜか自分のことを何も答えてくれず、かつ、口づけ以上のことをしようとするといつもそれとなくかわされてしまい、
寝込んでうなされては「帝君」と自分ではない(自分なんですけどね)他の男の名を呼ぶ白鳳九に苦しみます。

さらに、葉青緹も自分の白鳳九に対する気持ちに気づいて苦しんだり・・・。


一方で、王妃として送り込まれた楚苑(姬蘅)は、どうにかして宋玄仁の心を掴み、王家の秘宝を探ろうとしますが、宋玄仁は白鳳九
にメロメロなので、全く上手くいきません。

ちなみにこの楚苑(姬蘅)は、聶初寅の恩に報いようと諜報的なことをしていますが、意外にも根はいい人で、一線を越える(白鳳九
を陥れたり暗殺しようとしたりっていう・・)ようなことはしません。
ただ、侍女として送り込まれた凌香は、完全に聶初寅の駒であり何でもありです。(ちなみに、聶初寅に閩酥(びんそ)の顔であった
方が何かと姬蘅を操りやすいだろうと、妖術ですでに消滅してしまった姬蘅の侍衛であった閩酥(びんそ)の顔に変えられています。)

結局なんだかんだで色々やってみたけど、楚苑(姬蘅)たちの策略は失敗(白鳳九によってすべて暴かれ)し、最終的に、宋玄仁の失脚
を目論む宋元応とそこを上手く突いた聶初寅が手を組み、王陵の地下宮殿に祀られていた承虞国の国宝・霊璧石(鎖魂玉)は聶初寅
に奪われちゃいます。

白鳳九は、皇太后に嫌われたり、宋元応の策略で宋玄仁暗殺の濡れ衣を着せられて投獄されたり色々ありますが、そんな中宋玄仁は
白鳳九への愛をさらに深めていきます。(危うくその愛が深すぎて、白鳳九の心に誰がいようと白鳳九が幸せであればそれでいい、
みたいなもう何もかも受け入れてしまいそうになるくらい。)

宋玄仁(東華帝君)の愛の苦のために葉青緹と駆け落ちしようとして失敗したりと色々やってみますが、こちらも最終的に、王陵の
地下宮殿での戦いで自分たちを守るために命を落としてしまった葉青緹への罪悪感と悲しみにくれ、一人失踪した白鳳九は断崖絶壁
に佇み、一人涙するところを宋玄仁に探し出されてしまいますが、宋玄仁の目の前で別れを告げて飛び降りてしまうことによって、
無事に情劫の相手役を務める役割を果たします。

そうして、白鳳九を想ったまま傷つき亡くなった宋玄仁(東華帝君)は、天界の東華帝君として目覚めます。さらには人間界での記憶
はないていう設定。

(この辺、今までの神仙ドラマとちょっと違うような・・・。「霜花の姫」では人間界での修練時代の記憶から旭鳳と錦覓が意識し
合って最初に結ばれるってところに繋がってたし、「永遠の桃花」での白浅は記憶を消すっていう忘却水的なものを飲んで記憶を
失ってたような・・・。あれ?でも人間に転生したんじゃなく、記憶と仙力を封じられて人間界に落とされてただけだけ???)

情という感情がないハズの東華帝君は目覚めた時になぜか涙を流していて・・・。かつ、なぜか脳裏にちらつく女子の姿とそれに
そっくりな白鳳九が気になるようになって・・・。


◇◇

(また長くなったのでここまで。次回に続く。ようやく20話ちょい・・・)


天君(天界の王)よりもずーっと年上の東華帝君は、神仙たちの中でもさらに(人間でいう)仙人の域っていうところに達していて、
もう、感情も欲求もない、っていう設定なんですが、白鳳九と恋に落ちた後そういう欲求的なところをどう描いていくんだろう
なって疑問に思っていたんですが、一回人間に転生することでちょっと自然なシフトが行われます。



ついつい、白鳳九とエロいことしそうになる夢を見ちゃう宋玄仁な場面。



けど、夢オチに終わっちゃいます。

序盤で色んな美女たちが、毎夜東華帝君の寝所に忍び込んでいたけど、東華帝君は全く興味がなく布団ごと外に捨てていた、みた
いなエピソードが語られ、東華帝君には性的欲求がないみたいに描かれていたんですが、宋玄仁に転生することによって、白鳳九
との恋に落ち、妃とすることで当然床入りを望むんだけれども、うまいことかわされ続け、かわされ続けるほど切望するように
なるっていう自然な流れ。

そしてその宋玄仁を一回経ることで、東華帝君に戻ったときに同じことを繰り返すとけっこうフツウな感じだった。

まー、でもそもそも神仙くらいの域に達すると、そういう人間と同じような行為をしなくても何らかの力によって子供作れそう
なんだけどねー。
「永遠の桃花」では、夜華は金蓮から生まれたっていう話だったし、白浅との時だって仙力で衣を消したって言って白浅を戸惑い
恥ずかしがらせるっていう場面もあったし・・・。

さて次からは、白浅と夜華との婚姻を控えてるっていう設定の中で、今回も可愛くていい味出してくる白浅と夜華の子、阿離くんと
天界での白鳳九と東華帝君のラブコメがいよいよ始まります。

(④へ続く・・・)


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4 コメント

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Unknown (chorus-kazeアッコ)
2022-09-25 11:54:29
こんにちは
中国ものは、やたら、女性の男装と言うのが多いですが
どう見たって男には見えないですよね!

>そもそも神仙くらいの域に達すると、そういう人間と行為をしなくても何らかの力によって子供作れそうなんだけどねー。
これには笑いましたぁ(^o^)丿

「永遠の桃花」でも
>白浅との時だって仙力で衣を消したって言って白浅を戸惑い、恥ずかしがらせるっていう場面もあったし・・・。
ありましたねぇ(笑)
返信する
>chorus-kaze(アッコ)さん (miso)
2022-09-25 20:39:06
こんばんは。
コメントありがとうございます。

>中国ものは、やたら、女性の男装と言うのが多いですが
>どう見たって男には見えないですよね!
そうなんですよね。
いっつもそう思うんですが、このドラマのディリラバの男装は
ほんと酷いなと思いました(笑)

たまに、フツウに女子と思ってたら「男のくせに」っていうセリフで初めて
あ、男装してたんだ、って分かるものもありますよねー。

「女世子」は、けっこう男に見えました。私的には。
(ワン・アンユーがニノにしか見えなかったですけども。)
返信する
Unknown (まかろん)
2022-09-26 04:33:53
misoさん、お疲れ様です!
もう、長い長い。
でもこの話は不思議とどうなるのーと気になるので、
misoさんの解説が楽しみです!!
返信する
>まかろんさん (miso)
2022-09-26 12:42:27
そうなんですよ。長いんですよ。

>でもこの話は不思議とどうなるのーと気になるので、
>misoさんの解説が楽しみです!!
挫折しそうですが、まかろんさんの励ましがあるので頑張ります。
(多分、あと2回、いや3回くらいで終われそう・・・かな?)
返信する

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