6月の定例会が10日から開会となります。
改選後に初めて開かれる定例会とあって注目されるところです。
議員の皆様におかれては、改選時に大田市の将来を鑑み、そのための政策提言や、方向性など
自らの想いを様々な形で表し、市民の皆様の信託を得られた住民全体の代表者であります。
議員、あるいは議会の使命は、大きく二つあると言えます。
一つは、「執行部から提案された具体的な政策を最終的に決定する」ことです。
もちろん、政策形成過程や実施過程に参画し、その時々において重要な決定を行っていますが、
最終的には本会議において提出された議案に対し、質疑等を行こない、議決をもって意思決定することになります。
そのために、不明瞭な点や疑問は本会議において質疑するべきですし、
委員会に付託された専門的な議案については、更に事細かく質問をし、判断することを心がけなければなりません。
二つ目は、執行されている事業について適正になされているかを監視することです。
行財政の運営や事務処理が公平で効率的に、かつ民主的に行われているか住民の立場に立って
時には批判しながら監視することが重要になってきます。
この監視を行うにあたって有効的な方法の一つが一般質問です。
放映されることもあって、市民の皆様からも重大な関心と期待が持たれる議員活動の場だと思います。
前述したように改選時において、行政課題や政策提言を明確に表した訳で、各々の視点はすでにお持ちに
なっているはずですから、市民の意思を反映させるためにも、特に改選後の初議会においては
議員全員が一般質問するべきです。
議会基本条例の前文にも「地域の課題のみならず、様々な市政の課題とこれに対する市民の意思を的確に
反映しうる合議体としての議会づくりを通じ、市民の負託に応えていくことを決意するものである。」と謳っています。
また質問の内容や回答等については、満足のいくものかどうかを市民の皆様がきちんと判断する目を持つことが
必要とされています。
どれだけの議員が、どのような質問するか興味津々ですね。
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