Catherine Sauvage - Il n'y a pas d'amour heureux
ゲーンズブルが曲を提供していた左岸派の歌い手のカトリーヌ・ソヴァージュで
幸せな愛はない。
フランソワーズ・アルディ、バルバラ、ブラッサンスも歌ってる。
元は、シュールレアリスム運動から出てきたルイ・アラゴンが1943年に書いた詩。1943年、つまりナチスドイツのフランス占領時代のレジスタンスに加わっていたルイが書いたわけだから、ただの愛の歌じゃない。
何かに抵抗する運動が背景にあらわれるとこの歌もまたリヴァイヴァルしてくる。ちょうど、日本では学生運動に火がついたころ、フランソワーズが歌ってヒットした。日本じゃただの恋歌だったけどね。
もうちょっと補足すると、レジスタンスのルールで恋人同士は一緒に住まないことになってたそうな。捕まった時のことを考えてのことらしい。だから愛しているのにいっしょに暮せない。幸せな愛はない。ということになる。
戦後、歌にしたのはジョルジュ・ブラッサンスらしい。で左岸派の歌手が歌い録音した。あの時代は、歌はライブで広まり、ついでラジオでついでレコードで広まった。今とは逆のマーケットだったんですね。
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