晴耕雨読

長いサラリーマン生活を終え、悠々自適の生活を楽しんでいる60代
と言ってスタートしたがもう古希を迎えた

価値あるものはなかった!

2010-06-28 | 我が家の出来事

故郷を離れて早50年になるが、実家はいまだに健在だ。
といっても空き家になってから20年以上になってしまった。
母屋は大地震の後で立て直したのだが、土蔵は明治の建物で築150年くらいになるだろう。
無人にしておくと痛みは早い、ふすまなどはあっという間にぼろぼろになってしまった。

庭の植木が大きくなって枯葉を落としたり、家の外壁が傷んでスズメバチの巣ができたこともある。
その他にも近隣に迷惑をかけることが少なからず出始めている。
もう維持するのも限界だと兄弟5人で相談して処分することにした。
(注:兄弟というのは男だけでなくても使える言葉だそうだ)

その前に何か価値のありそうなものがあるのではないか、との従兄からの助言あり。
昔誰かが持ち去ってめぼしいものは何もないとは思っていたが、
去年撮った写真を送って、従兄の知り合いの古物屋さんに見てもらった。(この写真は杵と臼、火鉢)
結果は骨董的価値のあるものは何もない、捨てるにも金がかかるから欲しい人に上げた方がいい、と。

予想通りの結果だった、これで家の処分をする決心はついた。
我がふるさともご多分にもれず過疎化、高齢化が進み、土地の価値もただ同然だ。
売ってしまうと自分たちのふるさとがなくなってしまうようで心寂しいし。
駐車場にでもしたほうがいいとの勧めがあり、従うことにしようと思う。