国登録有形文化財(平成9年)
この建物は大正6年(1917)に田蚕種株式会社の事務棟として建てられた建物です。木造2階建て、寄棟、桟瓦葺、外壁は下見板張りを基調として軒下廻りを白漆喰で仕上げ、腰壁は板張りの調子を変える事で単調さを解消しています。2階正面開口部上部には三角破風を設え、玄関庇はむくりを付け意匠を施した方立てを採用するなど正面性を強調しています。現在も建築当初からほとんど手が加えられていなく近代製糸業の遺構として貴重な存在なことから平成9年に国登録有形文化財に指定されています。
いい天気で良かった