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細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

先生のお庭番    著者  朝井まかて

2014-07-24 14:46:19 | 読書メモ あ行

《内容》

長崎の出島を舞台に、シーボルトに仕えた若き庭師の奮闘物語。土と草花を通して、日本の素晴らしさを実感できる人情時代小説   (紹介文より)

 

―――生まれたときから身の回りにある物を、人は当たり前のこととしか受け止められない。失って初めて気づく物の、何と多いことか

―――他者への支配力を増すために人は知識を手に入れたがる。であれば、それを惜しみなく与えた先生は相手に対してもっと大きな力を持つことになるとやなかろうか

―――その風景を目にしているだけで途方もなく倖せで泣きたくなった