細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

放蕩記    著者 村山由香

2015-03-31 23:53:45 | 読書メモ ま行

《内容》

娘・夏帆、38歳、小説家。母・美紀子、78歳、主婦。強烈すぎる母親の呪縛から逃れようともがく夏帆に、母を赦せる日は訪れるのか。濃密で普遍的な、愛憎と感動の物語。  (紹介文より)

 

―――親子の間でも、相性というものはある。お互い人間である以上、こればかりはどうしようもない。家族でなかったら、血のつながりがなかったら、絶対付き合わないし近づきもしないような相手と、否応なく一生関わり続けることの不思議・・・・・。

―――大人になってからの性格や性癖について、原因のすべてを幼少期に起きた出来事に求めるのは間違いだろう。人はそれぞれ十代に入った頃から少しづつ親の支配を離れ始める。自身の判断による成功と失敗を積み重ねながら、ではなくとしての人格をつくりあげ、一人前の大人になってゆく


彷徨い人   著者 天野節子

2015-03-31 23:23:15 | 読書メモ あ行

《内容》

清水刑事は、警察署の受付で、以前担当したひき逃げ事件の被害者遺族の女性と出会う。親友が行方不明のため、捜索願を出しに来たという。担当刑事は「不倫の果ての失踪」と言うが、違和感を覚えた清水は、ひとり捜査を始める。    (紹介文より)

―――夫婦とはお互いの長所や短所が分かり、それでも喧嘩をし、喧嘩をしたから時間が止まるわけではない。感情とは関係なく日々の生活に追い立てられ、気がつけば、喧嘩の前の二人に戻り、生活の続きをしている。

―――百回の喧嘩をしても明日を続く夫婦    一度の喧嘩で時間の止まる夫婦


糸車   著者  宇江佐真理

2015-03-31 22:30:16 | 読書メモ あ行

《内容》

江戸・深川で独り暮らしをするお絹は、3年前までは蝦夷松前藩の家老の妻だった。お絹は商いを通じて町の人々と親交を深めるうちに、行方不明の息子と夫の死にまつわる噂を耳にして…。『小説すばる』掲載を単行本化。    (紹介文より)

 

―――倖せと不倖せは紙一重である。今が倖せでもその先がどうなるかわからない。持って生まれた運にも左右されるだろう。肝腎なのは何があっても折れない気持ちを持つことだ。そして何事も決めるのは自分である。人に相談したところで始まらない。


わたくしたちの成就  茨木のり子

2015-03-31 21:55:19 | 読書メモ あ行

《内容》

あなたのかたわらで眠ること ふたたび目覚めない眠りを眠ること それがわたくしたちの成就です(「急がなくては」より) 亡き最愛の夫に向けて生前に書きつづった、混じり気なしの愛の詩集。 (紹介文より)

 

―――さくら

    ことしも生きて

    さくらを見ています


東大農場の桜と総持寺の桜

2015-03-31 13:54:29 | Weblog

あまりにもいい天気なので東大農場まで(徒歩5分くらい)自転車で行ってきました

沢山の人がきていました。

火曜日から金曜日の午前9時から午後4時半まで入れます。

総持寺の桜も

しだれ桜はこれからですね

 うららか茶、販売中です  さくら茶も販売中。