埼玉県熊谷市にある 妻沼聖天山歓喜院 に行ってきました。
平成24年7月9日正式に国宝に指定されたそうです。埼玉県で建造物としては第一号、県内の国宝としては第5番目の指定だそうです。
拝観入場料 700円
拝観受付時間 午前10時より午後4時まで
国宝 御本殿(登録名称「歓喜院聖天堂」)
御本殿は、奥殿(34㎡)、相の間(27㎡)、拝殿(127㎡)よりなる廟型式権現造りで、奥殿は八棟造りである。建造物の各部材、各壁面を総て彫刻で装飾し、華麗な色彩が施されている。江戸中期の貴重な文化遺構である。
この御本殿の建築は、幕府作事方棟梁として活躍した平内正信(へいのうち まさのぶ)の子孫で、妻沼の工匠・林兵庫正清の設計によって施工され、細工はじめから44年の歳月をついやし、その子・正信に引き継がれ宝暦十年(1760)に仮屋根・安永八年(1779)に完成したものである。
平成十五年より平成二十三年の八年間を要して保存修理工事が施され、外壁は壮健頭書の華麗な色彩が復元された。 (パンフレットより)
貴惣門(国指定重要文化財)
当山の総門である『貴惣門』は、山口県吉川藩の作事方奉行・長谷川重右衛門の秘伝を受け、林門左衛門正道の手により、弘化四年(1847)に起工し、嘉永四年(1851)に竣工した。
妻側から見た破風の形が三つのΛを組み合わせた三つ鱗状となっているのが特色である。様式の定型化する江戸末期にあって、奇抜な意匠を採用したことは貴重なこととされ、関東地方には唯一の建物である。
『阿うんの会』のボランティアさんの説明があったのでいろいろと勉強になりました。ありがとうございました。