細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

兄妹パズル  石井睦美

2011-06-09 17:40:24 | 読書メモ あ行

《内容》
県立高校2年、テニス部所属。ボーイフレンド、なし。兄ふたりの五人家族、末っ子。そんな松本亜実の平穏な日常に、ある日事件が起こる。仲の良い下の兄貴「ジュン兄」が、突然いなくなってしまったのだ。四日目、はがきが届いた。「思うところあってしばらく家を出ます潤一」。
              (紹介文より)

☆☆☆☆☆
―――緑の葉っぱが日を浴びてひかっている。それを目にすると、きれいだなって思うより先に、こころのほうが勝手にしあわせに満たされて、さあ今日も一日元気に頑張ろうって気持ちになるのだ。


―――今のままこのままを望むわたしがいる。しあわせな家族でいたいとしがみつこうとしているわたしがいるのを、わたしは感じる。


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