11月15日のナイナイアンサーは、「中丸雄一フルーツカットプロへの道」!
趣味ではじめたフルーツカットがどの程度のレベルなのか、
アイドルの遊びなのか、それともプロに通用するのか、
ちょっと怖いけど知りたいという中丸くんの要望にこたえる企画である。
そこで、今の実力を確かめるべく、フルーツカットプロの先生に
テスト課題を出してもらう。
課題は、スワンのかたちにくりぬいたメロンに、りんごの飾り切りと
パパイヤで作った小さい花を乗せたフルーツ盛り合わせ。
テストまでの練習期間は3日。実技の制限時間は10分という条件がついている。
ナイナイ矢部さんいわく、中丸くんは
スタジオでフルーツカットをするときも、ちょっと時間かかる印象がある。
中丸くんも「おっしゃるとおりです」と、
自分の弱点はじゅうぶん承知しているようだ。
時間制限はかなりの難敵だが、
【時間をかければ出来る】のでは、プロレベルではないということだろうな。
局内のキッチンなのか、シンクに洗剤とかおいてある生活感のある場所で
3日間の練習開始。
フルーツカットって、写真を見て切り方や全体図を自分で考えるのだろうか、
それとも動画の教材があるのかわからないけど、
そばについて指導してくれる先生はいず、ひとり坦々と練習を重ねる。
スワン形メロンは得意なようで、ナイフを入れるスピードに迷いがない。
しかし、パパイヤを先の細いナイフで5弁の花にくり抜く
「パパイヤフラワー」が、果肉がくずれてうまくいかない。
作業をあわてるときれいな花にならないし、丁寧にすると時間がかかる。
パパイヤは値段が高いからと、アボカドで代用して集中的に練習する中丸くん、
アボカドの皮のむき方がすでにうまい。
切ったフルーツはスタッフさんといっしょに食べつつ練習を重ねて、
いよいよ本番へ。
30代アイドルがひしめく中、歌と踊り以外の特技も身に付けなければ注目されない。
「どの世界もそうでしょうけど、ジャニーズも競争ですよ。」
そう言い切るストイックさのゆえんは、
「環境がそうさせたんでしょうね。」
シュールすぎて笑える。中丸くんは、ピンチもチャンスに変えられる人だ。
作業に集中できるよう、フルーツアート監修の平野先生と、進行の松本アナたちは
別室へ移動、モニターでキッチンを見守る。
キッチンボードの前の中丸くんは、メロンを手に、スワンの切込みを入れる場所を
指でなぞって確認、作品のイメージを固めている。
袖を折り返した白いシャツと、細腰に締めたロングエプロンの立ち姿が
すでにアートの一部だ。
「行きます」と姿勢をただし、ストップウォッチのボタンを押して作業スタート。
グレープフルーツの三日月カットとメロンのスワンカットはプロも驚くほど
綺麗に早く仕上げる。
ただ、パパイヤフラワーを、ひとつ失敗して作りなおした。そのぶん手間取った。
見届け人のギャル曽根さんが、花3つもいらないんじゃないの?ふたつでいいじゃん!と
課題を作った先生を横に置いて文句をつけているのが、
一視聴者のおばちゃんみたいで面白かった。
パパイヤをなんとか仕上げ、りんごを薄いV字に切るリンゴボートも作り、
スワンの目を丸く抜いて制作終了。
結果は10分32秒!惜しい!32秒オーバーでクリアならずだった。
中丸くんいわくパパイヤフラワーがひとつ40秒かかるそうで、
やり直しがなけれは間に合っていた時間だった。
でもまあ、お話にならないほどひどい成績でなく、ほんとにあともう一歩
だったから次への期待が高まった。
あっさり成功するより見る側の楽しみが増えたかもしれない。
まだまだ先は長い、甘くないなと思ったという中丸くんだが、まだ始めてから一年ばかり。
この道40年の先生が、一年でこれだけできればすごく上手と仰っていた。
中丸くんの何にでも真剣に取り組む姿勢と、諦めない気持ちの賜物だ。
素晴らしかった