温風茶館(おんぷうちゃかん)

好きなことを温かく語ろう。おひとりさま茶話会気分のいよいよ還暦ブログ。

Fantasia前夜祭

2023-03-30 23:03:59 | KAT-TUN
いよいよ明日はライブだ。
はやく会場に行きたい。けど
アルバムを繰り返し聞きながら
この曲はどんな演出だろう、どんな衣装だろうと
思いをめぐらせる今の時間も楽しい。

「Fantasia」の1曲目「DIRTY LUV」は
タイトルどおり煽情的で挑発的な曲。
イントロもなくいきなり鳴り響くサイレンと強いビートの
電子音に心のそわそわが急速する。
上田くんのラップと中丸くんのビートボックス
亀梨くんのワイルドで艶っぽいボーカルと
3人ならではの持ち味が随所に散らばっているのも魅力的。
亀ちゃんの「その手掴んでもっとHIGHYER」が個人的には
ボーカルのつぼ。上昇感がたまらんの。
「DESIRE」「 Sadistic Love」と、この「DIRTY LUV」で
KAT-TUNのエロス3部作となるか。 

「Wild Rose」は、じつに格好良いアーティスティックな曲。
コーラスアレンジも凝ってて、耳を澄ませて聞き入ってしまう。
冒頭から中丸くんのボーカルが秀逸なのだが
中盤の「My love is you 滲んだ Get there」の
澄んで儚なげな声がききどころ・・と
感じ入っているうちに、最後のサビの前のハイトーン
「Baby crazy can't you feel it」がくる。
これはトドメだ。もうだめだ。
この曲は中丸ファンの息の根を止めるためにつくられた曲なのか?

刺激的な2曲のあとに、満を持して配されているのがリード曲「fantasia」。
このセクシャルな楽曲を、気障にならず、いやらしくなく、嫌味なく表現できる
KAT-TUNは上質なグループだと思う。
この曲を年齢の若いグループや大人数のグループでやると滑稽になってしまうかも
しれない。
今の年齢と人数だからこそ成り立つ格好よさを追求し続ける、
現実を強みに変える彼らが頼もしく誇らしい。

ライブで沸きそうな曲が連続したあとは
ふっと空気をかえて「Love Lots Together」
KAT-TUNはソフトなラブバラードも似合うんだよね。
「Perfect Date」は真っ昼間のように明るい曲。カントリーアンドウエスタンかな、
こういう曲調はKAT-TUNには珍しい、というか
伴奏にバンジョーが入ってるなんて初めてかも。
英語のさびのとこ、皆えがお満点で歌うのかなあ(^.^)

「Lament」の静かなメロディも好きだな。
悲しい別れのうただけど、中丸くんの「歩き出そう」の歌声に
前向きな清々しさを感じるのね。

このアルバムは、ざっくり3部構成になっているのかな、
壮大な「sail on earth」と、のんびり南国風の「Flight」のあと
「ゼロからイチへ」でまたぐっとギアがかかる感じがする。
いきものがかりの水野さんとタッグをくんだ応援歌「ゼロからイチへ」は
トランペットやサキソフォンが効いてるんだよね。
叶うならブラスバンドの生演奏を聴いてみたい。

ここからラストスパート、個人的にいちばんか二番目に好きな
「ELIZA」は、これぞKAT-TUN王道のロックナンバー。
曲も歌詞も暗いけど、ダークさが格好良いのよ。
終末時計とかディストピアとか、溝口RUCCAさんの単語のチョイスが凄い。
中丸くんの「賛美なんて響かない」の拗らせ感に、ぐっときちゃう。

「Kissing your hurts」の歌詞もすごいのよね。
パンドラの棺とか餞(はなむけ)とか
過ちを奏でてあなたを甦えらせるとか、
かれらは何を召還しようとしているのだろうね。
コメント
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