お盆は、地域によって7月にする方と、8月にする方がおります。
法徳寺の合同お盆法要は8月ですが、7月にお盆をされるお宅様は、
お寺までご連絡いただければ、個別にお盆のお経をお勤めいたします。
7月のお盆期間 7/13~15
8月の合同お盆法要については、7月下旬に法徳寺だよりを発送いたしますので、
そちらをご覧下さい。
お盆は、地域によって7月にする方と、8月にする方がおります。
法徳寺の合同お盆法要は8月ですが、7月にお盆をされるお宅様は、
お寺までご連絡いただければ、個別にお盆のお経をお勤めいたします。
7月のお盆期間 7/13~15
8月の合同お盆法要については、7月下旬に法徳寺だよりを発送いたしますので、
そちらをご覧下さい。
「自力の心」
先日、毎年参加している仏教伝道協会主催の「実践布教研究会」という2泊3日の研修会に参加してきました。
これは持ち回りで各宗派の本山で研修を行うというものです。今年は日蓮宗の大本山、身延山久遠寺に各宗派、
老若男女僧侶80人が集まり、お世話になりました。因みに去年は天台宗、比叡山延暦寺でした。
今回の目玉は、朝起きてすぐに行う水行です。
これは清浄な水を浴びることで、我々が持つ汚れを流す、という意義があるそうです。
日蓮宗では滝に打たれるのではなく、沢の水を桶に汲み、お経を称えながら何回か頭からかけるという修行です。
今回もこの研修会で大変貴重な体験が出来ました。というのも私たちの宗派浄土真宗では修行を行わないからです。
もちろん経験として修行を行うことは良いのですが、修行を積み重ねることでご先祖のためになるとか、自分の地位が上がったとか、
仏の境地に近づいたなどと思い上がった気持ち(煩悩)を持ってはいけません。
浄土真宗では煩悩具足の我々は決して、欲望(煩悩)を捨てることができないとしています。
蓮如上人著述の「領解文」の冒頭に、
「もろもろの雑行雑種自力のこころをふりすてて・・」
とあるように、修行は必要ないと言うどころか、してやろうと思う心を振り捨てなくてはならないとあります。
私たちはつい、逝去されたあの人のためにと、お経を称え、毎日辛い思いをしてお寺参りしたのだから、良いことがあるだろうなどと思いがちです。
ところがあの人のために称える、私自身が煩悩の塊ですから、必ずこれだけやったのだと満足し、何か見返りを期待してしまうのです。
親鸞聖人はそんな私たちは、自力の修行に勤しむのではなく、ただひたすら阿弥陀さまにすがる他ないのだとお諭しくださいました。
決して思いつきで導いた教えではありません。親鸞聖人自身比叡山で20年もの間厳しい修行をしたのです。
その上で、
「修行をいくら行っても煩悩は消えない。それどころか増える一方だ。また老若男女様々な人が修行を行えるわけではない。
だからこそ念仏だけで救われる教えが必要なのだ」
と浄土宗の開祖法然上人の教えを受け継ぎ、阿弥陀如来の慈悲をいただき念仏を称えるだけで救われる浄土真宗を開いてくださったのです。
そして浄土真宗は、修行をせずただお念仏の教えを信じるだけで救われる、平等な庶民のための宗派として発展したのです。
浄土真宗僧侶が怠けているのではないと分かっていただけましたか?
法を聞くのが我々門徒の使命です。
ほらウグイスも言っています。
「ホ~ホケキョ」「法~を聞けよ」
伊東 知幸