Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

フランス人の冬休みの過ごし方

2007年02月15日 | 生活
今、フランスは冬休み。
この冬休みは夏休みと同じくらいの重要なお休みです。

まずはフランス人にとってヴァカンスは一番大切なもの。
すべての行動はこのヴァカンスをいかに過ごすかにかかっています。

幼稚園の時から学校は8時半-11時半そして昼休み。
午後は13時半-16時半という時間帯が中学の終わりまで続きます。
幼稚園児、小学生にとってこのリズムは大変だと、何度叫ばれた事か。

学校の授業は半日にして、ヴァカンスを少なくすればいい、という事を言うのですが、

「ヴァカンスを削るなんて、問題外!」

という声があまりに多く、実行されません。

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この2月のヴァカンスはいわゆる冬休みですが、スキー休みとも言います。

フランスのアルプスだけでなくシャンベリーやヴェルコールなどの低い山の所にも星のごとくスキーのステーションがあります。

ここに1週間とか二週間単位で山小屋、もしくはアパートを借りて、家族で過ごすのです。

スキー場は物価が高いですから、出かける時に買い物を滞在期間分していく人が多いです。

スキーも、子供はスキー学校に入れて、大人は自由にすべる人もいますし、上手な人は子供を教えながら、サンドイッチを持って一日スキー場でスキーを満喫します。

これが冬のヴァカンスです。

ヴァカンスの期間は地方ごとに少しずつずらしますが、パリジャンも、この辺のアルプス地方に出てきますから、道路がとても混みます。

アパート、山小屋は土曜から土曜日に貸しますので土曜がすごい。
その混雑にも負けず、出かけるのですから、その根性には頭が下がります。

ヴァカンスに対するエネルギーはとにかくすばらしいものがあります。