Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

PPDAさいごの放送日

2008年07月10日 | 生活
TF1と言う、フランスの3大テレビ局のひとつの20hのニュースの
アナウンサー、パトリック・ポアーヴル・ダルヴォール
(フランスでは彼のことを略してPPDAと呼んでいます)が
今夜20hのニュ-スを最後に引退する。

引退と言っても、やめさせられたと言うのが正しい。

このニュースの時間は26%の視聴率を保っている。
彼がアナウンサーだからなので、それなのにいったい何故
やめさせられたか、それが疑問である。
たぶん政治関係ではないかという彼の分析。

フランスではTF1とFrace2と言う2局が20hにニュースの時間を
持っている。
非常に重要な番組で、テレビを見ない人でも、このニュースは
見ている。わたしもその一人かな?

この時間のアナウンサーはいつも同じ人と決まっている。
政治家や、有名な人々をこの時間に呼んでインタビューし、
時には鋭い質問をする。

大統領選挙や、政治番組での討論会があるが、アナウンサー
たちが討論会の司会をする。
それほど重要な、そして優秀な人たちである。

今朝のラジオで知ったのだが、PPDAは、電話一本で、大統領や
重要人物と話を出来るほどの力を持っているそうだ。

優雅な生活も約束されていて、週末には南仏の海に行って
過ごしたりするとか。

この先、どうするかまだ決めていないとか。

21年間、このTF1 でのアナウンサーをしていて、やめさせられるのは
さぞ悔しい事と思う。

今日はTF1の20hのニュースを見よう、と思っていたが、友人との食事
をレストランですることになっていた! 残念・・・