Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

ワールドカップ優勝10年目

2008年07月13日 | 生活
フランスが1998年にサッカーのワールドカップで優勝して、
昨日7月12日が10年目に当たる。

あの時の感動をもう一度!と言う意味で、昨日は優勝した
ときと同じスタッド・ドゥ・フランスで優勝時のメンバーと、
世界選抜チームで友好試合があった。
8万人の観衆がいたが、とうの昔に席は売り切れになったらしい。

第一点目をジダンが入れ、会場は湧きに湧いた。
その後、選抜チームが2点入れ、最後に、フランスチームが一点
入れて同点で仲良く終わった。

ガードのバルテーズはベンチにいたし、試合をしなかった選手も
いたが、当時の監督だったジャック・エマーも、終わった時は
聴衆の歓声に感動して、目が潤んでいた。



テレビでは続けて、アマチュアが撮ったと思われるビデオを
うまくアレンジして、当日の昼過ぎから、フランス市民たちが
どのような思いでこの試合を観戦し、試合中にどのように
していたかを放映。

昼過ぎから、家族たち、あるいは友人たちが三々五々集まり、
夕食をした後に、テレビで観戦というパターンが多かった。

顔に三色旗を書いたりして、午後の初めからお祭り気分で
満ち満ちていた。

点が入りそこなうと、ののしる人、あるいはコメントを言う人
それぞれの反応があって面白い。

一点入ると、信じられない顔をしたあと、飛び上がり、
抱き合ったり、寝転がって喜びを表したり。

その狂喜の様子を見ると、なんと言う愛国心!とおかしくなってしまう。
普段は個人主義といわれるフランス人だか、こういう機会には
ものすごく一致団結する。

なんだか10年前の事なのに、またこちらまでうれしくなるような
番組であった。