10月に3階の部屋に手を入れた後、ついでにトイレが水漏れしていたので業者に頼んだ。
「これは便器が割れているので交換するしかない。」と言われ、その通りにしたが、全く収まらず相変わらず水は漏れていた。
「前のは古かったから、サイズが合わないのだろう。」と言われ、パッキンを1枚かましたが、変わらない。また、パッキンを増やした。
しかし、全く改善されず連絡する度、悪態をつかれ、まるでこちらに落ち度があるように言われてしまい、父がこぼしているのではないかと言われる始末である。
濡れ衣を掛けられた父は呆れ、私も晴らすために一時使用しないように伝えた。
お金を払って仕事を依頼しているのになんでこんな不愉快な思いをしなければならないのか?母屋の洗面所、貸家のお風呂とこの最近毎年仕事を依頼しているのに...「もう付き合いは止める」と言った途端、手の平を返すように言葉使いまで変わり丁寧に応対しだしたが、
その結果、相変わらずの水漏れ...。お小水と真水の違いなどこんな事をしなくとも臭いと色で分かる。
その業者はメーカーに頼み調べてもらう事になったが、便器のせいでなく意外な事にウォシュレットからの水漏れだった。
左側から漏れているのは知っていたが、大手の建材屋が倒産してしまい、地元で購入すると定価で割高だったのでそれが落ち着いたらネットで買って自分でしようと思っていたが、水漏れして流れていたのは右前だったので驚いた。
半信半疑でウォシュレットの水を止めると水漏れは収まった。
そう言う事で、自分で便座の交換をしたが、最近は説明書も必要な分岐金具もあり女の私でも簡単に出来た。
その顛末をノワタリさんに話すと、「あなた、洋裁よりもそっちの方が向いてると思うんだけど。」と言われる。
先日大阪でスカートとプルオーバーを縫おうと思い生地を買った。それを話すとどうも私のイメージで無いらしく、「妹さんならしそうなんだけど。」といわれてしまった事があった。
確かに私もDAY仕事の方が生にあっている。
「男手が無いから、するしかないんですよ。」と言っていると、
「男の子が来てるわ。」
「それは生きてたら私の5歳上の兄です。つわりがひどく母体が持たず、5ヶ月で人工分娩して亡くなった嬰児と言うのか、しかし名前も無く水子さん扱いで...。今だったら助かったのかもしれないけど...」
現に下の姪は出産するまで、3ヶ月間病院のベッド横になったままで、無事に誕生した。
「ちゃんと供養してるから寒気はしないわ。」と、言われるが、生きていたならば長子で、私達の人生も大きく変わっていただろうと思う。
「でもかわいそうね、母親を助ける為とは言えど、母には男の子がふさわないと言われたそうなんです。」と話していると、
「『何時も一緒だよ』って言ってますよ。」と言われ、「其処までが、その人の命、お役目だったのよ。」と、慰められた。
生きていたら63歳、家庭を持ち孫に囲まれた生活をいているだろうと思うが、子供の頃昔の広い墓地の隅に埋めらているのを祖母か誰か母以外に教えられた。
この道に入ってから、いつも頭の何処かで気になっていたが、やっと現れてくれた。早く自分でキャッチ出来る力が付けばよいのだけどと思う。是非、自分で逢いたい。
そして一緒に守ってくれているんだと思うと勇気付けられた。