もりあおがえるのつぶやき

山里の四季の移ろい、日々の暮らしをつれづれに

岩戸山古墳

2016-07-20 05:36:53 | 季節




筑紫の君磐井の墓とされる。ここには石でできた埴輪?が並べられている。大きさもあるのでその迫力はすごいものだ,こういうのはやはり実物を見ないとわからない。百聞は一見にしかずである。
筑紫の君磐井は北九州連合を組織し,その統合のシンボルとしてこんな石の埴輪を飾ったものらしい、九州のみならず中国地方西部にもあるようだが。のち継体王朝の朝鮮出兵に反対し謀反しほろぼされたために大和朝廷史観の中では悪者として扱われるようだが地元では郷土の英雄だった。




朝、八女丘陵に霧が出ていた。ここは東西10数キロに11基の前方後円墳をはじめとして300基余りの古墳がある筑紫一族の奥津城(墓域)である。今のようにいろいろな建物なんてなかった古代、麓から眺める丘陵に霧がかかった情景は墓域にふさわしく荘厳なものだったろう。
ちなみに八女とは卑弥呼につかえた8人の巫女だとタクシーの運転手さんが言っていた。