もりあおがえるのつぶやき

山里の四季の移ろい、日々の暮らしをつれづれに

マルク シャガール展

2024-08-03 15:37:23 | 季節

 

いろいろなことが一段落して気分転換に前から気になってた展覧会に出かけた。マルクシャガール、詩情豊かな何て言われるが僕には彼の絵は夢を見たこと、夢に現れたいろんなことが、経験でも予兆でもあらわれて描かれてるような、フロイトといっしょになって出てくる。旧約聖書の連作がよかった。旧約聖書何て読んだことはないがいろんな映画で、天地創造、ノアの箱舟、サムソンとデリラ、ダビデとゴリアテ、ダビデとバテシア、シバの女王、いろんな場面が浮かんできて、いやそれはハリウッドの脚本家連が考えた世界なんだが。シャガールの旧約聖書はよかった。

マルクシャガール、彼の世界はどこか悲しみが漂っている。彼はユダヤ人故迫害を受け各国を放浪したという。ユダヤ人は迫害を受けとどのつまりがアウシュビッツだった。その反省から欧米はイスラエルという国家を作りユダヤ人はそこに集まり国家としてまとまった。以来80年余り、アラブ世界の絶え間ない攻撃にさらされ、今も突然に表れたハマスというテロ集団に多くのユダヤ人が拉致され捕虜となった。しかし今のユダヤ人はイスラエルという超軍事国家なのだ、容赦ない報復がアラブ世界に向けられ、人道的見地からそれはよくないと欧米各国は言うが。ユダヤ人はいつ襲撃されるかわからない、だから寝るときも靴下を履き帽子を冠って寝るのだ、そおいう生活を数百年続けてきた彼らは。

新津から今度は栃尾、上杉謙信生誕の地である、にて星野道夫展

広大なアラスカの大地、人間の手の及ばぬ大自然。