もりあおがえるのつぶやき

山里の四季の移ろい、日々の暮らしをつれづれに

年取り

2024-12-31 09:48:31 | 季節

  今日はどんよりと曇ってる、昨日の疲れか何もやる気にならない。今年は久しぶりに膳を並べて歳取りしようと言ってたのにこの大雪で孫たちは来ない。お土産だけが宅急便できた。ジジババだけじゃ何もしなくていいやとなっちまう。子供のころは大みそかは一大イベントだった。普段はない畳を引いた部屋で一人一人に全腕並べてお屠蘇をいただいて、大にぎあいだった。親父から聞いた話だが、親父は戦前樺太で乾物屋をやっていた、晦日の日は夜9時、10時までそりを引いて配達し、それが終わると床屋に行って、この日は床屋さんも12時まで営業したんだそうだ、床屋に行ってきれいになって新年をむかえたんだそうだ。年中行事というものも京や東京の都合で作られている。忙しい時代になるともっと現実に即した生活が必要になって、あれもやらんでいい、これもやめようとなってすっかり楽にはなったが単純で想像力のない生活になる。昔は迷信に惑わされ、今はフェークに操られ、でも平民はあんまり難しいこと考えんようにしよう。体が健康であるよう、心が健康であるよう,憧れを持って夢見て生きたい。