もりあおがえるのつぶやき

山里の四季の移ろい、日々の暮らしをつれづれに

栃の実

2014-09-08 11:35:20 | 季節

ようやくここ2.3日晴れて日が当たり栃のみが落ち始めた。
実が落ち始めたときはネズミだかタヌキだかやってきて実をかじっていく。でもかじってみてこりゃあ苦い、マジェーってんで誰もかじらなくなる。そうだ栃の実は競争あいていないんだ、それで大量にとれる。でもこんなまずいものを大変な手間暇かけてあく抜きして延々と何千年も我が民族は食べてきたのだ。この20世紀の世に何でこんなもの食うのかと思うだろうが、それがいまじゃ飽食の世には珍味なのだ。絶妙な苦みと甘みとやはり縄文の時代からの血が騒ぐ。

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