結局ゴロゴロしてるうちに夕方になり、冷蔵庫に何もないので仕方なく近所のスーパーへ。
ブロッコリーがなかなか茹らなくて参りました。
3/6(月)
振休です。
洗濯して出掛けます。
渋谷で怪しい映画やってます。
ラブホ街の中にあります。
まだやってるのか?ってか君の名はもまだやってる所ありますね。
これこれ。
秘宝館か?(笑)
53 日本敗れず
新東宝映画という怪しい制作会社です。
日本の一番長い日の別バージョンか。
ハリウッドスターらしい早川雪洲が阿南陸軍大臣。
声で判りましたが、丹波哲郎と宇津井健を発見!(若い!)
戦後9年しか経ってないためとうじょうじんお名前がみんな仮名で、阿南の名前を思い出すのに
一苦労でした。(健忘症)
御前会議でも、菊の御紋の入った椅子が映るだけで陛下は顔を見せませんでした。
同じ様な話です。
題名から、ポツダム宣言無視から別の戦争を描くSFかと思い込んだ私がバカでした。(笑)
平日ってのに大入りです。
ただ、殆どが年金受給者でしかも男性。
思い入れがあるんでしょうか?
TPOに欠けているので気に入らない事があると声を上げます。
左では、クルッと振り向いて「椅子を蹴るな!」
後ろのオッさんは、脚が当たっただけと言い訳してますが、それでもこっちは感じるんだ!と
怒ってます。
右では、場内が暗くなりかけで携帯をいじってるオッさんに向かって「消して下さい!」
ある意味清々しいです。(笑)
マナーCMそのままですね。
54 明治天皇と日露大戦争
近代天皇を扱うのは当時タブーとされていましたが、そこに敢然と立ち向かった作品です。
というか、経営難に喘いでいた会社が起死回生を狙った大博打でした。
正月に嵐寛寿郎が社長から呼ばれます。
GW映画の件で話があるので来て欲しい?
正月早々けたたましいな。乃木将軍でもやれっちゅうんかいな?と思いながら訪ねていくと…
エエッ?明治天皇?そらあきまへん!不敬罪ですわ。右翼に殺されます!(泣)
社長はシレッと「大日本で初めて天皇をやって歴史に残りたいと思わんかねキミイ」
考えさせてもらいます、と答えて家に帰りましたが、翌日の朝刊にデカデカと載ってしまったそうで
(確信犯?)引き受けざるを得なくなったそうです。
宮内庁から「皇室関係を描くときは事前に許可を得よ!」とクレームがきたそうです。
昔、吉野ケ里のガイドさんが笑い話として、地面を掘ったら豪華な墓の中から骨が出てきて、
それを展示してるんだが、よく考えてみたらこれは昔の天皇の骨の可能性が高いな、と。
遅ればせながら宮内庁からクレームがきたが、時既に遅し。(展示済み)
ウーン🙄と考えて、スルー(言及せず)する事になったのだそうです。
さて、どうやって役作りしたもんかいな?
実際、明治天皇に会った人などおらず、昭和天皇の真似をしたらそれこそ不敬罪。
また、敗戦後10年しか経ってないのに、50年前の勝ち戦を映画にするとは何事か!という批判も
あって紛糾しましたが、蓋を開けたら大ヒット作品となりました。
動員数は2,000万人と、5人に1人観たと言われました。
(この記録は後に「黒部の太陽」に抜かれたそうです)
203高地と日本海海戦が主なテーマです。
先ずは陸軍から。
禿げ山みたいな高地に陣取り、機関銃を撃ちまくるロシア軍に向かって突撃を繰り返す日本兵。
当然バタバタ倒れていきます。
あまりの被害に首脳部は乃木将軍の更迭を天皇に進言しますが、一言の元に撥ねつける寛寿郎。
そこまで信頼しているのか?
また、天皇は亡くなった兵士の遺族への手当とか細かい事にも口を出してます。
庶民派という事を押し出したいのでしょうが、無理があります。
海軍からも突き上げられてます。
ヨーロッパからバルチック艦隊が向かってきていて、これが旅順まできたら封鎖の艦隊を引き揚げる
と言ってます。
大勢の陸軍兵士は見殺しになりますが、自分の命の方が大切なのは言うまでもありません。
追い詰められた乃木将軍は、予備の兵士も動員して突撃して、続々死体の山を築きます。
その中には自分の2人の息子も含まれています。(高島忠夫。若い!)
死んでくれて良かった、面目がたった、などと言ってますがちょっと冷たいなぁ。
折れ重なる死体の上に旗を立てて、高地占領!
そりゃロシア軍は包囲されて補給もなく、いつかは落ちるわな。
続いて、バルチック艦隊との海戦です。
東郷なんかで大丈夫か?と上層部で声が上がりますが、またもや寛寿郎は一言で撥ねつけます。
こちらは、遠路遥々疲れ切って辿り着いたロシア軍ですし、ハナから東洋の猿なんて舐めきっていて
油断してます。
圧勝して万歳!
国威発揚の映画でした。
調子に乗った会社は「天皇・皇后と日清戦争」「明治大帝と乃木将軍」「皇室と戦争とわが民族」と
連発したそうです。(笑)
ブロッコリーがなかなか茹らなくて参りました。
3/6(月)
振休です。
洗濯して出掛けます。
渋谷で怪しい映画やってます。
ラブホ街の中にあります。
まだやってるのか?ってか君の名はもまだやってる所ありますね。
これこれ。
秘宝館か?(笑)
53 日本敗れず
新東宝映画という怪しい制作会社です。
日本の一番長い日の別バージョンか。
ハリウッドスターらしい早川雪洲が阿南陸軍大臣。
声で判りましたが、丹波哲郎と宇津井健を発見!(若い!)
戦後9年しか経ってないためとうじょうじんお名前がみんな仮名で、阿南の名前を思い出すのに
一苦労でした。(健忘症)
御前会議でも、菊の御紋の入った椅子が映るだけで陛下は顔を見せませんでした。
同じ様な話です。
題名から、ポツダム宣言無視から別の戦争を描くSFかと思い込んだ私がバカでした。(笑)
平日ってのに大入りです。
ただ、殆どが年金受給者でしかも男性。
思い入れがあるんでしょうか?
TPOに欠けているので気に入らない事があると声を上げます。
左では、クルッと振り向いて「椅子を蹴るな!」
後ろのオッさんは、脚が当たっただけと言い訳してますが、それでもこっちは感じるんだ!と
怒ってます。
右では、場内が暗くなりかけで携帯をいじってるオッさんに向かって「消して下さい!」
ある意味清々しいです。(笑)
マナーCMそのままですね。
54 明治天皇と日露大戦争
近代天皇を扱うのは当時タブーとされていましたが、そこに敢然と立ち向かった作品です。
というか、経営難に喘いでいた会社が起死回生を狙った大博打でした。
正月に嵐寛寿郎が社長から呼ばれます。
GW映画の件で話があるので来て欲しい?
正月早々けたたましいな。乃木将軍でもやれっちゅうんかいな?と思いながら訪ねていくと…
エエッ?明治天皇?そらあきまへん!不敬罪ですわ。右翼に殺されます!(泣)
社長はシレッと「大日本で初めて天皇をやって歴史に残りたいと思わんかねキミイ」
考えさせてもらいます、と答えて家に帰りましたが、翌日の朝刊にデカデカと載ってしまったそうで
(確信犯?)引き受けざるを得なくなったそうです。
宮内庁から「皇室関係を描くときは事前に許可を得よ!」とクレームがきたそうです。
昔、吉野ケ里のガイドさんが笑い話として、地面を掘ったら豪華な墓の中から骨が出てきて、
それを展示してるんだが、よく考えてみたらこれは昔の天皇の骨の可能性が高いな、と。
遅ればせながら宮内庁からクレームがきたが、時既に遅し。(展示済み)
ウーン🙄と考えて、スルー(言及せず)する事になったのだそうです。
さて、どうやって役作りしたもんかいな?
実際、明治天皇に会った人などおらず、昭和天皇の真似をしたらそれこそ不敬罪。
また、敗戦後10年しか経ってないのに、50年前の勝ち戦を映画にするとは何事か!という批判も
あって紛糾しましたが、蓋を開けたら大ヒット作品となりました。
動員数は2,000万人と、5人に1人観たと言われました。
(この記録は後に「黒部の太陽」に抜かれたそうです)
203高地と日本海海戦が主なテーマです。
先ずは陸軍から。
禿げ山みたいな高地に陣取り、機関銃を撃ちまくるロシア軍に向かって突撃を繰り返す日本兵。
当然バタバタ倒れていきます。
あまりの被害に首脳部は乃木将軍の更迭を天皇に進言しますが、一言の元に撥ねつける寛寿郎。
そこまで信頼しているのか?
また、天皇は亡くなった兵士の遺族への手当とか細かい事にも口を出してます。
庶民派という事を押し出したいのでしょうが、無理があります。
海軍からも突き上げられてます。
ヨーロッパからバルチック艦隊が向かってきていて、これが旅順まできたら封鎖の艦隊を引き揚げる
と言ってます。
大勢の陸軍兵士は見殺しになりますが、自分の命の方が大切なのは言うまでもありません。
追い詰められた乃木将軍は、予備の兵士も動員して突撃して、続々死体の山を築きます。
その中には自分の2人の息子も含まれています。(高島忠夫。若い!)
死んでくれて良かった、面目がたった、などと言ってますがちょっと冷たいなぁ。
折れ重なる死体の上に旗を立てて、高地占領!
そりゃロシア軍は包囲されて補給もなく、いつかは落ちるわな。
続いて、バルチック艦隊との海戦です。
東郷なんかで大丈夫か?と上層部で声が上がりますが、またもや寛寿郎は一言で撥ねつけます。
こちらは、遠路遥々疲れ切って辿り着いたロシア軍ですし、ハナから東洋の猿なんて舐めきっていて
油断してます。
圧勝して万歳!
国威発揚の映画でした。
調子に乗った会社は「天皇・皇后と日清戦争」「明治大帝と乃木将軍」「皇室と戦争とわが民族」と
連発したそうです。(笑)