身を切る風とは今朝のことだろうか。未明の歩哨の仕事に立ち、心身が凍えた。水洟がつららに成りそうなくらい冷え込んだ。この前、蔵王に行って樹氷を見物したけれど、人間が立ったまま凍る人氷なんてまさかと思うけれど、敗戦後のシベリア抑留はほとんどそんな地獄だったのだろう。
厳しい状況は東京五輪も同じ。新型コロナウィルス肺炎の蔓延により、開催が危ぶまれるだけでなく、日本に金メダルが期待できるトランポリン女子とバドミントン男子シングルスの2種目のうち、バドの桃田賢斗選手の怪我の具合が思いの外重く、深刻な状況みたいである。モリカケ疑惑が晴れないまま降ってわいた桜会、IR疑惑を検察人事で何とか突破しようという政治状況並みに、綱渡りの連続である。
寒風に冷え切った体を温めるため、私はモリカケに頼らず、沖縄そばを食べた。店特製のコーレーグースをたっぷり掛けたら、唐辛子と泡盛のエキスを吸収して身も心もやや持ち直した。
アメリカのガソリンスタンドで、採用初日に187万円相当の店の金品を盗んで、姿をくらませた男が居たそうな。事前に計画していたら余りに手際が良いし、隙有りと見てとっさに犯行に及んだとしたら、間抜けな話である。男は金品と共に自分の採用書類も持ち去った。店のオーナーはその男の名前を知らないという。監視カメラの映像なのか、顔写真は公開されている。髪は薄く、髭面で、顔色は黒っぽい。ネットでは髭を剃ったら判らなくなる、とか大盛り上がりになっている。店主には悪いけれど、何か楽しめる話である。
頼まれて
仕へ初めの日
金を持ち
勤めもせずに
つとめてに去る
手際の良い植木仕事
沖縄そば