濃厚接触、濃厚接触と厭らしいことみたいに騒ぎ立てるから、私のオカモト(5122)が一時110円の3575円と年初来安値を更新したどころか、遡れないくらいのスパンの安値になってしもうた。直接触れるのが伝染の元なんやから、世間の誤解でエライ迷惑や。そうとも言い切れないけれど。まあ、とにかく風向きがガラッと変わってしまった。インバウンドなんて全滅やし、濃厚接触の場を提供する海運船舶はもちろん、鉄道、空運、ホテル、デパート、映画、劇場などは誰も手を出す気がしない。困った、困った。
だから、イベントがぼろぼろ中止になっている。今のところ根性を出して頑張っているのは東京五輪の準備作業くらいや。そこまで梯子を外されたら影響がでか過ぎる。何んとか東京マラソンが一般を排除してエリート選手のみで開催していただける。楽しみである。なかなか一流選手がマスクをしながら走る姿は御目に懸かれない。忘れずにビデオをセットしておこう。夏の大会なら、5キロか10キロごとに、給水と冷水シャワーなんか用意するところであるけれど、今回は各ポイントにうがい薬と、手洗い消毒液に、消毒液噴霧ゲートなんかを準備することが予想される。急な発熱に例年の数倍の医療班と救急車もスタンバイさせる必要がありそうや。一般を切り捨ててコンパクトにして正解と言える。しかし、参加料ぼったくりというのはどうかな。今時、オレオレ詐欺でもこんな酷いことはしないはずや。警察や検察が内偵に入っているのと違うやろか。むかし、第1回レースに申し込んだら、あっさり外れた上、5000円だったか、申込料が返金されなかった。石原知事の時だったか、こんなインチキはないと二度と申し込まなかった。今回は規模縮小により諸経費が削減できるので、大儲かりやな。
やっぱり、厚生労働省の専門家会議の「診療の目安」は病原菌の恐れのある一般庶民を病院からシャットアウトする内容だった。そりゃそうや、熱を出した怪しげな奴が神聖な病院内をうろついたら邪魔だし、危険である。中国では大陸各地の医師3万2000人が今地球で最も危険な武漢に結集し、か集結され、検疫、診療に命懸けで従事している。中には、武漢の病院長が亡くなられたとの報もある。日本は? そんな汚ったない現場はぜったい嫌! 厚労省と日本医師会が診療費や人事などを通じ、大坪審議官と和泉首相補佐官みたいに内扉を開けて行き来できるコネクティングルームで繋がったような間柄のため、君子は危うきに近寄らずとばかり病院や医師などと体調不良の一般庶民を隔離する措置を取った。言い訳に、電話で苦しみを聞いてあげましょうということになった。さて、今後どんな展開になるのか注目される。
北海道とか和歌山とか、なぜかカジノ誘致で名の上がった所に、新型コロナウイルス肺炎感染者が出現するのは、種々雑多な人が交わる場は危険も伴う、という戒めでもあるのかと勘繰りたくなる。ホテルでも派閥の政策事務所が置かれたような、ずぼずぼの関係ならお得意様の不利になる情報は出さなくても、ちょっとまともなホテルからはポロッと情報が漏れたりするから、障子に目あり壁に耳ありで、大勢人の集まる場所にはこの時期ぜひ気を付けたいものである。
旅行企画とかイベント案内が毎日飽きもせずメールで入ってくるけれど、3日前から内容をチェックせず問答無用で削除するようになった。吉高由里子の花ちゃんみたいに、空想の旅すらする気になれなくなった。暖冬と言えどこの時期は、庭の水仙でも眺めながら炬燵で熱燗が一番、ということを改めてしみじみ感じている。
これあれば
外から見えぬと
コネクトす
障子に目あり
ゴムに穴あり